まんが日本昔ばなし「万年寺のつり鐘」
あらすじ
昔々、神奈川県横浜市にある恩田という所に、万年寺という寺がありました。その寺には、大変碁が好きな和尚がいました。
この和尚は、朝から晩まで碁のことしか考えておらず、寺の務めを果たすどころか、毎朝欠かさず撞いていた鐘をつくことも小僧の珍念に任せてしまうほどでした。
ある日、和尚はいつものように碁に夢中になっていました。すると、突然、寺の鐘が鳴り響き始めました。和尚は、珍念が鐘を撞いていると思い、怒鳴りつけました。
しかし、珍念は鐘を撞いていないと言います。和尚は不思議に思い、鐘楼へと向かいました。
ところが、鐘楼には誰もいませんでした。そして、鐘は和尚の目の前で、勝手に鳴り続けているのです。
和尚は、恐ろしくなり、逃げ出しました。
それ以来、万年寺の鐘は誰も撞くことができなくなり、鐘の音を聞くことができなくなったと言われています。
ある者は、和尚が罰を受けたのだと言います。またある者は、万年寺の宝物である鐘が怒っているのだと言います。
万年寺の鐘は、現在も横浜市にある恩田川沿いの万年寺に残されています。そして、その鐘は、今でも夜になると、時々ひとりでに鳴り響くことがあると言われています。
教訓
この作品は、仕事に集中することの大切さを教えてくれます。また、慢心は身を滅ぼすことを示唆しています。
その他
この話は、神奈川県横浜市にある恩田という地域に伝わる民話です。
仕事に集中すること、慢心は身を滅ぼすことは、多くの人にとって大切な教訓と言えるでしょう。
参考資料
http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=1164
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このお話が、あなたの心に何かしらの教訓を与えてくれることを願っています。
補足
このお話は、「万年寺のつり鐘」というタイトル以外にも、「仕事」や「慢心」などのタイトルで紹介されることがあります。
このお話は、勧善懲悪の物語ではなく、仕事に集中することの大切さを教えたり、慢心は身を滅ぼすことを示唆したりする物語として解釈されています。
何か他に知りたいことがあれば、聞いてくださいね。
動画: