まんが日本昔ばなし「蟹淵の化け蟹」
あらすじ
ある村に、雨が降らず干ばつが続いていました。村人たちは困り果て、雨乞いのために村の近くの「蟹淵」という淵へやってきます。
蟹淵は、昔から大蟹が住むとされる恐ろしい場所として知られていました。しかし、村人たちは干ばつという非常事態に、恐ろしさを押し殺して雨乞いを決行します。
村人たちが淵に酒を投げ入れると、突然、巨大な蟹が現れ、村人たちを襲い始めます。村人たちは逃げ惑いますが、大蟹は容赦なく村人たちを捕らえていきます。
その時、一人の勇敢な若者が現れ、大蟹に立ち向かいます。若者は持っていた鍬で大蟹の足を切り落とし、ついに大蟹を倒すことに成功します。
大蟹が倒されると、蟹淵の水はみるみるうちに溢れ出し、村には待望の雨が降り注ぎます。村人たちは大喜びし、若者を英雄として称えます。
教訓
この物語は、勇気と団結の大切さを教えてくれます。どんな困難な状況でも、勇気を持って立ち向かうことができれば、必ず道は開けるということを示しています。また、村人たちが力を合わせて雨乞いをしたように、みんなで協力することが大切であることも教えてくれます。
その他
この話は、石川県能美市に伝わる民話を基にしています。
まんが日本昔ばなしでは、この話を題材とした作品が複数あります。
この話は、アニメや映画、舞台などでも取り上げられています。
参考資料
http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=1296
https://www.youtube.com/watch?v=a3V92O-txZU
何か他にご質問があれば、遠慮なく聞いてください。
動画: