長者が森

まんが日本昔ばなし「長者が森」

あらすじ

山口県の秋吉というところに、大変な長者がいました。長者はこの辺りの土地をほとんど所有しており、村人たちは長者に年貢を納めていました。

長者は毎日、泉の水を汲んで屋敷の溜め池に入れるように村人たちに命じていました。しかし、屋敷は小高い岡の上にあり、坂道は赤土なので、雨が降る度にぬかるんで登ることができませんでした。

そこで長者は、なんと蔵からそば俵をたくさん取り出し、坂道に敷きつめるように命じたのです。村人たちはそば俵の上を歩かせ、溜め池に泉の水を運ばせようというのです。

村人たちは長者の命令に従うしかありませんでしたが、内心では不満を募らせていました。そんなある日、村に権兵衛という若者がやってきます。

権兵衛は長者の話を聞き、そば俵を運ぶ代わりに、自分が泉の水を汲んでくることを提案します。長者は権兵衛の提案を受け入れ、権兵衛は毎日泉の水を汲んで溜め池に入れるようになりました。

ある日、権兵衛が泉水を汲んでいると、そこに小天狗が現れます。小天狗は権兵衛に相撲の勝負を挑みますが、権兵衛は小天狗を簡単に打ち負かします。

小天狗は権兵衛の強さに感服し、友達になります。権兵衛和小天狗は、その後も毎日一緒に泉水を汲んでいました。

ある日、村に鬼が現れ、村人たちを困らせていました。権兵衛は鬼と戦うことを決意し、小天狗も力を貸すことになります。

権兵衛和小天狗の力によって、鬼は退治され、村は平和を取り戻しました。村人たちは権兵衛和小天狗に感謝し、権兵衛は村の英雄となりました。

教訓

この物語は、困っている人を助けることの大切さを教えてくれます。権兵衛は村人たちの苦しみを見て見ぬふりをせず、自ら行動することで村を救いました。

また、思い込みや偏見を持たずに相手を理解することの重要性も示しています。権兵衛は最初は小天狗を恐れていましたが、小天狗と接することで、小天狗が優しい心の持ち主であることを知りました。

その他

この話は、山口県美祢市に伝わる民話です。
まんが日本昔ばなしでは、この話を題材とした作品が複数あります。
この話は、アニメや映画、舞台などでも取り上げられています。

参考資料

http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=1304
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動画:

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