豆ン蜂長者

まんが日本昔ばなし「豆ン蜂長者」

あらすじ

昔々、ワレゴウシとワレワンという二人の修行僧がいました。二人は旅の途中、大きな木の下で休憩していました。

すると、ワレワンが居眠りを始めたので、ワレゴウシは木の実を拾ってワレワンの鼻先に近づけました。すると、一匹の豆粒ほどの小さな蜂がワレワンの鼻の穴に入り込みました。

ワレゴウシは慌てて蜂を追い払おうとしましたが、蜂はワレワンの鼻の穴から奥へと入り込んでしまいました。ワレワンは苦しみのあまり、その場を飛び出して逃げ去りました。

ワレゴウシはワレワンを探しましたが、どこにも見当たりませんでした。仕方なく、ワレゴウシは一人で旅を続けることにしました。

それから3年後、ワレゴウシは旅の途中でとある村に立ち寄りました。すると、その村は大変裕福な村になっており、村の人々から「豆ン蜂長者」と呼ばれる男がいたのです。

ワレゴウシは、「豆ン蜂長者」こそがワレワンではないかと考え、ワレワンに会いに行きました。そして、3年前の出来事を話すと、ワレワンは自分がこそが「豆ン蜂長者」であることを認めました。

ワレワンは、あの日蜂に刺された後、苦しみのあまり気を失ってしまったそうです。そして、気がつくと自分が立派な屋敷の中にいることに気づきました。

屋敷の中には、金銀財宝が山のように積まれていました。ワレワンは不思議に思っていましたが、そこに一匹の豆粒ほどの小さな蜂が現れ、ワレワンにこう告げました。

「お前は、私の命を助けてくれた。そのお礼に、この財宝を全部やる。しかし、決してこの屋敷から出てはいけません。」

ワレワンは、蜂の言葉に従って屋敷の中で暮らし始めました。そして、屋敷から出ることなく、財宝を使って村の人々を助け、慕われるようになりました。

これが、「豆ン蜂長者」と呼ばれるようになった由来なのです。

教訓

この物語は、思いがけないところから幸運が訪れることもあるということを教えてくれます。また、困っている人を助けることで、自分も幸せになれるということを示しています。

ワレワンは、蜂を助けたことで莫大な財宝を手にすることができました。そして、その財宝を使って村の人々を助け、幸せな暮らしを送ることができたのです。

このことから、私たちは思いがけない幸運に感謝し、困っている人を助けることで、自分も幸せになれるということを学ぶことができます。

その他

この話は、日本各地に伝わる民話の1つです。地域によって、ストーリーや結末などが異なる場合があります。
まんが日本昔ばなしでは、この話を題材とした作品が複数あります。
この話は、テレビドラマや舞台などでも取り上げられています。

参考資料

http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=1325
まんが日本昔ばなし「豆ン蜂長者」 - YouTube <a href="無効な URL を削除しました]

何か他にご質問があれば、遠慮なく聞いてください。
動画:

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です