まんが日本昔ばなし「月夜の果報者」
あらすじ
昔々、とあるところに「作太」と「おかじ」という夫婦がいました。作太は怠け者で、おかじは働き者でした。二人は貧しい暮らしをしていました。
ある日、おかじは寺から帰ってきた際に「果報は寝て待て」という言葉をお坊さんから聞きました。それを聞いた作太は、明くる日から一日中何もせずに寝て過ごすようになりました。
噂は村中にあっという間に知れ渡り、作太の家の天井窓から月の兎の餅つきを見た者は果報者になるという話が広まりました。
すると、大勢の人々が作太の家にやってきては、お礼の金をおいていくようになりました。
こうして作太とおかじは、大金持ちになりました。そして、より多くの人に見せられるようにと、沢山の天井窓を付けた大きな家に建て替えました。
しかし、作太は相変わらず怠け者で、何も働こうとしませんでした。おかじは、そんな作太に呆れながらも、家事を全て一人でこなしていました。
ある満月の夜、作太は寝床から起き上がり、おかじを呼びました。そして、作太は天井窓から月の兎が餅をついている姿を見せました。
おかじは、月の兎を見て感動し、作太と一緒に餅つき歌を歌いました。
それ以来、作太とおかじは幸せに暮らしました。
教訓
この物語は、楽をして金持ちになることはできないということを教えてくれます。また、努力して働くことが大切だということも示しています。
作太は、最初は「果報は寝て待て」という言葉通り、何もせずに寝て過ごしていました。しかし、それはすぐに飽きてしまい、結局は働くようになりました。
このことから、私たちは楽をして金持ちになることはできないということを学ぶことができます。また、努力して働くことが大切だということも示しています。
その他
この話は、日本各地に伝わる民話の1つです。地域によって、ストーリーや結末などが異なる場合があります。
まんが日本昔ばなしでは、この話を題材とした作品が複数あります。
この話は、テレビドラマや舞台などでも取り上げられています。
参考資料
http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=1340
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動画: