まんが日本昔ばなし「世間知らずの伊勢参り」
あらすじ
昔々、阿波の国(現在の徳島県)の山奥に、喜作(きさく)という百姓と、その妻お春(おはる)、そして息子太郎(たろう)の3人家族がいました。
喜作一家は、貧しいながらも仲良く暮らしていました。ある日、喜作は伊勢神宮にお参りする決心をして、家族を連れて旅に出ました。
しかし、喜作一家は世間知らずで、旅の途中で様々なトラブルに見舞われます。
まず、旅籠(はたご)で初めて饅頭を見た喜作は、饅頭の食べ方が分からず、天井に投げつけて食べてしまいます。
また、旅の途中で出会った親切な老婆からそうめんを貰った喜作は、そうめんを首に巻きつけて食べてしまいます。
さらに、伊勢神宮に到着した喜作は、屏風の使い方も分からず、屏風を立てずに寝てしまいます。
このように、喜作一家は世間知らずゆえに様々な騒動を起こしますが、その純粋な心と明るさに周りの人々も次第に惹かれていきます。
そして、喜作一家は伊勢神宮で参拝を済ませ、無事に家に帰ってくることができました。
教訓
この物語は、世間知らずであっても、純粋な心と明るさで周りの人を惹きつけることができるということを教えてくれます。
喜作一家は、世間知らずで様々なトラブルを起こしますが、その純粋な心と明るさで周りの人々から好かれます。
このことから、私たちは世間知らずであっても、純粋な心と明るさを大切にすることで、周りの人々と良い関係を築くことができるということを学ぶことができます。
その他
この話は、徳島県に伝わる民話の1つです。
まんが日本昔ばなしでは、この話を題材とした作品が複数あります。
この話は、テレビドラマや舞台などでも取り上げられています。
参考資料
http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=1373
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動画: