まんが日本昔ばなし「雨入道」
あらすじ
昔々、あるところに、2人の老婆がいました。2人の老婆は、畑で仕事をしていました。
すると、雨が降ってきたので、2人の老婆は家に帰りました。
その夜、顔の丸い老婆の家は雨漏りがひどく、老婆は藁にくるまって寝ていました。
すると、家の音をたたく音がして出てみると、黄金色の帽子をかぶった小さな爺さんが「飯を食わせてくれ」と言ってきました。
老婆は、最初は怖がって爺さんを追い返そうとしました。しかし、爺さんはしつこく頼み続けるので、仕方なく家の中に招き入れました。
老婆は、爺さんに飯を炊き、食べさせました。
すると、爺さんは食べ終わると、急に大きくなり、鬼のような姿に変身しました。
そして、鬼は老婆の首をつかんで、口から大量の水を吐き出し始めました。
老婆は、必死に助けを求めましたが、誰も助けてくれる人はいませんでした。
鬼は、老婆を家に押し込み、家ごと流してしまいました。
老婆は、海に流されながらも、なんとか陸に上がることができました。
しかし、老婆は家も何も失い、途方に暮れてしまいます。
そして、老婆は泣きながら海を見つめていると、黄金色の帽子をかぶった小さな爺さんが現れました。
小さな爺さんは、老婆に「お前は欲張りが故に、このような目に遭ったのだ。反省しなさい。」と言いました。
老婆は、自分の欲張りを反省し、謝罪しました。
すると、小さな爺さんは老婆に「この石を持っていれば、二度とこのような目に遭うことはないだろう。」と言って、石を渡しました。
老婆は、石を受け取り、家へと帰りました。
そして、老婆は石を大切に守り、二度と欲張ることはなかったということです。
教訓
この物語は、欲張るとろくなことにならないという教訓を教えてくれます。
また、困っている人を助けると、良い報いがあると示しています。
老婆は、最初は爺さんを追い返そうとしましたが、思い直して家の中に招き入れました。
そして、老婆の優しさによって、爺さんは老婆を助けてくれました。
このことから、私たちは欲張るとろくなことにならないという教訓を学ぶことができます。また、困っている人を助けると、良い報いがあると示されています。
その他
この話は、日本各地に伝わる民話の1つです。地域によって、ストーリーや結末などが異なる場合があります。
まんが日本昔ばなしでは、この話を題材とした作品が複数あります。
この話は、テレビドラマや舞台などでも取り上げられています。
参考資料
まんが日本昔ばなし〜データベース〜 - 雨入道: http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=1438&cid=13
まんが日本昔ばなし「雨入道」 - YouTube: https://www.youtube.com/watch?v=X5qtC5N6nJ4
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動画: