北が森のドンコ

まんが日本昔ばなし「北が森のドンコ」

あらすじ

昔、愛媛県広田の北が森という所に、日照りの時も水の枯れない池がありました。その池には三尺もある赤と黒の二匹のドンコが住んでいました。村人たちは祠を立ててドンコを祀り、毎日たくさんのお供え物をしておりました。

北が森の近くの河原には、たくさんの河童が住んでいました。ある夜、小太郎という若い河童が、ドンコを退治してお供え物を横取りしようと、北が森の池に向かったそうな。

小太郎は池に着くと、池に石を投げこんでみた。じゃが水の中のドンコは全く動かず、眠っているようじゃった。小太郎は、意を決して池の中へ飛び込み、ドンコに飛びつきました。しかし、ドンコは小太郎を逆に投げ飛ばし、河童は池の外へ吹き飛ばされてしまいました。

それからというもの、小太郎はドンコを恐れて池に近づくことができなくなりました。そして、村人たちもドンコへの信仰を深めていったのでした。

教訓

欲張りは身を滅ぼすという教訓が込められています。
自然の力には逆らえないという教訓も込められています。
神仏を敬い、感謝の気持ちを持つことが大切です。

豆知識

この話は、愛媛県の民話として広く知られています。
実際には、北が森という池は存在しません。
この話は、人間の欲や、自然への畏敬の念について考えさせられます。

その他

この話は、ユーモアと教訓に満ちた、心温まるお話です。
読んだ後に、自分も自然を大切にしなければいけないと感じるかもしれません。

参考資料

http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=1023
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おみよし松のあらすじ

まんが日本昔ばなし「おみよし松」

あらすじ

昔、愛知県弥冨市(やとみし)の筏川(いかだがわ)のほとりに、大変大きな松の木がありました。この松の木は、佐屋(さや)の宿場町までまだ少し距離があること、七里の渡しの近くでもあることから、旅人たちが木陰で旅の疲れをいやす、人気の休憩場所となっていました。

ある日、旅の若者がこの松の木の下で休憩していると、一人の美しい娘が現れました。娘は若者に親切に話しかけ、旅の疲れを癒してくれました。若者は娘に一目惚れし、娘もまた若者に惹かれていました。二人は毎日松の木の下で会い、恋を育んでいきました。

しかし、娘には悲しい秘密がありました。実は娘は、この松の木の精霊だったのです。娘は、津島神社のおみよしにくるまれて川に流され、この地に流れ着き、根を下ろしたという言い伝えがありました。

娘は、若者に自分の正体を明かすことをためらっていましたが、ある日ついに決心します。娘は若者に、自分が松の木の精霊であること、そしていずれは松の木に戻らなければならないことを打ち明けました。

若者は娘の話を聞き、悲しみに暮れました。しかし、娘への愛は変わりませんでした。若者は娘に、「たとえあなたが松の木に戻っても、私はあなたを愛し続けます」と誓いました。

娘は若者の言葉に涙を流し、感謝の気持ちを伝えました。そして、ついに松の木に戻るときが来ました。娘は若者に別れを告げ、松の木へと消えていきました。

若者は悲しみに暮れましたが、娘の言葉と松の木を思い出し、生きる勇気を見つけました。若者はその後も、毎日松の木の下を訪れ、娘との思い出を胸に抱きながら、旅を続けていきました。

教訓

人と自然の絆の大切さを教えてくれます。
愛する人との別れは辛いものですが、その思い出を胸に生きていくことが大切です。
困難に直面しても、希望を捨てずに前に進むことの大切さを示しています。

豆知識

この話は、愛知県弥冨市の民話として広く知られています。
実際に弥冨市には、この松の木のモデルとなったとされる大きな松の木があります。
この話は、愛と勇気、そして希望の物語です。

参考資料

https://missav.com/en/labels/%E6%9D%BE
https://cn.tripadvisor.com/Tourism-g1019663-Yatomi_Aichi_Prefecture_Tokai_Chubu-Vacations.html
https://www.dailymotion.com/video/x4x77z6


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