名刀の切れあじ

まんが日本昔ばなし「名刀の切れあじ」

あらすじ

昔、土佐の国の中切という所に、いたずら好きで知られる庄屋がいました。ある日、庄屋は夜中に下男の恒平を驚かそうと企み、鬼の面をかぶって真っ暗な峠で待ち伏せしました。

しかし、恒平は庄屋の策略を見破り、庄屋を逆に驚かせてしまいます。すっかり面目を潰された庄屋は、恒平に復讐しようと心に決めました。

翌晩、庄屋は恒平に宝刀「青江祐定」を貸し与え、隣村の庄屋に手紙を届けるよう命じました。しかし、庄屋はこっそりと刀を竹刀にすり替えていました。

恒平は何も知らず、夜道を歩き始めました。すると、峠で待ち伏せていた鬼が現れ、恒平に襲いかかります。恒平は青江祐定で鬼に立ち向かいますが、竹刀では歯が立ちません。

絶体絶命のピンチに陥った恒平は、咄嗟に機転を利かせ、竹刀で鬼の目を突きました。鬼は痛みで逃げ去り、恒平は命拾いしました。

しかし、恒平は竹刀で鬼を倒したことを誰にも信じてもらえません。庄屋は、恒平が嘘をついていると訴え、村人たちも恒平を責めました。

絶望した恒平は、村を出て旅に出ることにしました。旅の途中、恒平は一人の僧侶と出会い、自分の身に起きた出来事を話しました。

僧侶は恒平の話を聞き、青江祐定が竹刀にすり替えられていたことを証明する方法を教えてくれました。

恒平は僧侶の教えに従い、青江祐定に隠された秘密を発見しました。そして、村人たちの前でその秘密を明らかにすることで、自分の潔白を証明することに成功しました。

庄屋の悪事も暴かれ、村人たちは庄屋を村から追い出すことにしました。

こうして、恒平は名誉を取り戻し、村に平和が訪れました。

教訓

どんな困難にも諦めずに立ち向かうことが大切です。
正しいことは必ず勝つものです。
嘘をついたり、人を騙したりしてはいけません。

豆知識

この話は、全国各地に様々なバリエーションで伝わっています。
青江祐定は、古くから日本人に親しまれている名刀です。
この話は、正義感と勇気の大切さを教えてくれます。

参考資料

http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=1069
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その他

この話は、ハラハラドキドキの展開で、読者を最後まで飽きさせません。
読んだ後に、自分も正直に生きようとと思うかもしれません。
悪に立ち向かう勇気について考えさせられるお話です。

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大ヘビと大ダコのあらすじ

まんが日本昔ばなし「大ヘビと大ダコ」

あらすじ

昔々、ある島に大ヘビと大ダコが住んでいました。二匹は、いつも喧嘩ばかりしていました。

ある日、大ヘビと大ダコは、どちらが強いか決めるために力比べをすることにしました。

勝負場所は、島の真ん中にある大きな松の木の下です。そして、村の人々も勝負を見物するために集まりました。

大ヘビは、松の木に体を巻きつけて引っ張り、大ダコは吸盤を使って松の木に張り付いて引っ張り返しました。

二匹は、力の限り引っ張り合い、勝負はなかなかつきません。

しかし、大ダコの方が徐々に力強く引っ張り、大ヘビの体は限界まで伸びきってしまいました。

そして、ついに大ヘビは力尽きてしまい、大ダコの負けとなりました。

村の人々は、大ダコの勝利に大喜びしました。そして、大ヘビと大ダコは、これからは喧嘩せずに仲良く暮らすことを約束しました。

教訓

力自慢は、いけません。
喧嘩は、解決ではありません。
仲良くすることは、大切です。

豆知識

この話は、全国各地に様々なバリエーションで伝わっています。
ヘビとダコは、古くから日本人に親しまれている動物です。
この話は、力よりも仲良くすることが大切だということを教えてくれます。

参考資料

http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=1075
YouTube「まんが日本昔ばなし 大ヘビと大ダコ」 大ヘビと大ダコ – まんが日本昔ばなし