やろか水

まんが日本昔ばなし「やろか水」

あらすじ

昔、愛知県木曽川沿いの古知野という村は、毎年洪水に見舞われる小さな村でした。村人たちは、毎年雨季になると恐怖に震えていました。

ある年も、何日も降り続く雨で、木曽川の水位は上昇し続け、堤防が決壊の危機に瀕していました。村人たちは必死に土砂を運んで堤防を補強していましたが、刻一刻と状況は悪化していました。

そんな中、十四郎という男が水門を見に行くために家を飛び出しました。十四郎は、娘の制止も聞かず、水門の様子を見に行ったのです。

水門に着いた十四郎は、川上から不気味な声が聞こえてくるのに気づきました。その声は、「やろか、やろか」と繰り返し、十四郎を惑わそうとしていました。

十四郎は恐怖に駆られながらも、娘との約束を思い出して逃げようとします。しかし、声に惑わされてしまい、ついには「よこさばよこせ」と答えてしまいました。

すると、十四郎はたちまち濁流に飲み込まれてしまい、娘の必死の叫びもむなしく命を落としてしまうのでした。

教訓

洪水などの自然災害は、決して侮ってはいけません。
約束は必ず守りましょう。
誘惑に負けてはいけません。

豆知識

「やろか水」は、愛知県木曽川流域一帯で伝承される妖怪伝説です。
この話は、洪水の恐ろしさを伝えると共に、人間の弱さについても警鐘を鳴らしています。
まんが日本昔ばなしでは、この話が特に印象的なエピソードとして知られています。

参考資料

http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=1076
Wikipedia「ヤロカ水」https://es.wikipedia.org/wiki/Wikipedia:Portada
YouTube「【まんが日本昔ばなし】やろか水」https://www.youtube.com/watch?v=FJ5_w_CRwxw

その他

「やろか水」は、地域によっては別の名前で呼ばれることもあります。
この話は、今もなお多くの人々に語り継がれています。
自然災害に対する備えの大切さを改めて考えさせられるお話です。

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ひょう徳さまのあらすじ

まんが日本昔ばなし「ひょう徳さま」

あらすじ

昔々、あるところに貧しい夫婦がいました。ある日、男が山へ芝刈りに行ったところ、見慣れない横穴を見つけました。男が穴を覗いてみると、なんとそこには福の神がいました。

男は福の神に、金持ちになりたいと願い出ました。福の神は、男にひょう徳を渡し、「このひょう徳のへそを押すと、金が出るぞ。しかし、欲張りすぎると大変なことになるぞ。」と言いました。

男は、ひょう徳を持って家に帰りました。そして、妻にひょう徳のへそを押すと、なんとそこから金の小粒が出てきました。

夫婦は、大喜びで金を集めました。そして、次第に欲が深くなり、もっともっと金が欲しいと思うようになりました。

ある日、妻はひょう徳のへそを思いっきり押しました。すると、ひょう徳から金の小粒が止まらなくなり、部屋中が金で溢れかえってしまいました。

夫婦は、金に埋もれて窒息して死んでしまいました。

教訓

欲張りすぎると、大変なことになる。
幸せは、お金では買えない。
謙虚な気持ちで暮らすことが大切。

豆知識

この話は、全国各地に様々なバリエーションで伝わっています。
ひょう徳は、古くから日本人に親しまれている道具です。
この話は、人間の欲の恐ろしさを教えてくれます。

参考資料

http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=1080
YouTube「まんが日本昔ばなし~データベース~ - ひょう徳さま」 https://video.fc2.com/ja/content/20080720yJBhMqBn

その他

この話は、教訓深い内容で、読者に深い印象を与えてくれます。
読んだ後に、自分自身の生き方について考えるきっかけになるかもしれません。
欲張らずに、感謝の気持ちを持って生きることが大切だということを改めて認識させてくれるお話です。

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