鰻沢

まんが日本昔ばなし「鰻沢」

概要

まんが日本昔ばなしで「鰻沢」というタイトルの作品は、1984年1月29日に放送されました。

この作品は、山梨県甲斐市に伝わる民話を基にしています。

あらすじ

昔々、甲州は西八代郡にある村には、光勝寺というお寺がありました。

毎年、お寺の法要の後に、村人たちは鰻を捕るために「毒もみ」という方法を使っていました。

毒もみとは、木の幹や根っこから毒を取り出して団子にして、川に投げ込むという方法です。

ある年、若者たちは毒もみをして鰻を捕っていると、一人の娘が現れました。

娘は、若者たちに毒もみを止めるように懇願しました。

しかし、若者たちは娘の言葉に耳を貸さず、毒もみを続けました。

すると、毒もみによって鰻が大量に死んでしまい、その中には娘と同じ傷を持つ鰻もいました。

若者たちは、娘が鰻に変身して命乞いに来ていたことに気づき、後悔しました。

村人たちは、この出来事を教訓に、二度と毒もみをすることをやめました。

そして、その沢を「鰻沢」と呼ぶようになりました。

教訓

この作品は、自然の大切さと命の尊さを教えてくれます。

また、欲深さの恐ろしさも示唆しています。

参考資料

http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=1276
https://design-archive.pref.yamanashi.jp/oldtale/2737.html

補足

「鰻沢」は、山梨県甲斐市にある実際の沢です。
自然の大切さ、命の尊さ、欲深さの恐ろしさは、多くの人にとって大切な教訓でしょう。

何か他に知りたいことがあれば、聞いてくださいね。
動画:



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宮島さんの小石のあらすじ

まんが日本昔ばなし「宮島さんの小石」

概要

まんが日本昔ばなしで「宮島さんの小石」というタイトルの作品は、1986年1月19日に放送されました。

この作品は、広島県宮島に伝わる民話を基にしています。

あらすじ

昔々、広島県の宮島に住むお宮という貧しい娘がいました。

お宮は、毎日一生懸命働いていましたが、貧困から抜け出すことができませんでした。

ある日、お宮は宮島神社にお参りに行きました。

すると、お宮の前に一人の老婆が現れ、お宮に小石を渡しました。

老婆は、お宮に「この小石を大切に持っていれば、必ず幸せになれる」と言いました。

お宮は、小石を大切に胸に抱きしめ、家に帰りました。

それからというもの、お宮には不思議なことが起こるようになりました。

お宮が畑を耕すと、畑にはたくさんの野菜が育ち、お宮が魚を釣ると、大きな魚が釣れました。

お宮は、小石のおかげで裕福な暮らしを送ることができるようになりました。

しかし、ある日、お宮は小石をなくしてしまいます。

小石をなくしたお宮は、また元の貧しい暮らしに戻ってしまいました。

お宮は、小石を探して宮島神社を訪れました。

すると、お宮の前にあの老婆が現れました。

老婆は、お宮に「小石は、あなたの心の中にあったのです」と言いました。

お宮は、老婆の言葉の意味を理解し、心の中で感謝の気持ちを伝えました。

すると、お宮の心の中には、再び小石が宿りました。

お宮は、小石を再び胸に抱きしめ、家路につきました。

お宮は、小石のおかげで幸せになったのではなく、自分の心の優しさのおかげで幸せになったことに気づきました。

そして、お宮は、これからも心優しく、周りの人々に感謝の気持ちを忘れずに暮らすことを決意しました。


教訓

この作品は、心の豊かさの大切さを教えてくれます。

また、感謝の気持ちを持つことの重要性についても示唆しています。


参考資料

http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=1282
YouTube 宮島さんの小石 – まんが日本昔ばなし