養老の滝

まんが日本昔ばなし「養老の滝」

概要

まんが日本昔ばなしに「養老の滝」というタイトルの作品は、1981年8月3日に放送されました。

この作品は、岐阜県に伝わる民話を基にしています。

あらすじ

昔々、美濃国(現在の岐阜県)の山奥に、病気で寝たきりの父親と、幼い息子が二人で暮らしていました。

息子は、毎日山で薪を拾っては町へ売りに行ったり、谷で魚を捕ったりして、父親の面倒を見ていました。

ある日、息子が薪拾いに夢中になってしまい、山の中で野宿し、一夜明けるとどこからか甘い良い香りがしてくることに気がつきました。

不思議なことに、その日から父親の病気がよくなり、何ヶ月かするとすっかり元気になりました。

この噂は国中に広まり、息子が孝行心で父親を養ったことから、「養老の滝」と呼ばれるようになったという言い伝えが残っています。

教訓

この作品は、親孝行の大切さを教えてくれます。

また、自然の恵みに感謝することの重要性についても示唆しています。

参考資料

http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=35
YouTube https://www.youtube.com/watch?v=ilPlKIXitY4

補足

「養老の滝」は、岐阜県養老郡養老町にある滝で、国の名勝に指定されています。
親孝行の大切さ、自然の恵みに感謝することの重要性は、多くの人にとって普遍的な価値観でしょう。

何か他に知りたいことがあれば、聞いてくださいね。
動画:



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おしのと火童子のあらすじ

「まんが日本昔ばなし」は、1975年から1994年まで放送された日本のアニメシリーズで、日本の伝統的な民話や昔話をアニメーションとして紹介するものでした。その中の一話である「おしのと火童子」は、江戸時代の山梨県の富士北麓地域に伝わる伝説を基にしています。

この物語は、火の神である火童子(ひどうじ)と、その信仰を守る少女、おしのの物語です。おしのは、貧しい家に生まれ育ち、村の人々から「火の神のおしの」と呼ばれるほど、火童子を信仰していました。ある日、村に火災が起こり、おしのの家も焼けてしまいますが、彼女は火童子の力で無事に救われます。村人たちは、おしのの信仰心の強さと火童子の加護に感謝し、彼女を敬うようになります。

「おしのと火童子」は、信仰や信念が人々を守り助けるという教訓を伝える話です。また、火の神に対する畏敬の念や自然との共生をテーマにしており、江戸時代の人々の信仰心や価値観を垣間見ることができる物語でもあります。

この話を通じて、視聴者は日本の昔話の魅力や、地域ごとの伝承文化の豊かさを再確認することができます。「まんが日本昔ばなし」は、こうした伝統的な物語をアニメーションを通じて次世代に伝える重要な役割を果たしてきました。 ■記事へ行く
おしのと火童子 – まんが日本昔ばなし