かしき長者

まんが日本昔ばなし「かしき長者」

あらすじ

昔、ある所に貧しい暮らしをしている佐助という少年がいました。佐助は働き者でしたが、幼い頃から体が弱く、漁に出ることができませんでした。

ある日、佐助は村の長者である又兵衛の家に奉公することになります。佐助は「かしき」と呼ばれる雑用係として働き、一生懸命働きました。

又兵衛は佐助の働きぶりを見て感心し、ある日佐助に褒美を与えようとします。しかし、佐助は褒美を断り、代わりに船頭として漁に出たいと頼みます。

又兵衛は最初は反対しますが、佐助の熱意に押されて承諾します。佐助は船頭として大活躍し、又兵衛は多くの利益を得ることができます。

佐助は、いつも残った魚を海に投げ捨てていました。ある日、佐助が海に魚を投げ捨てていると、一匹の大きな亀が現れ、佐助に感謝の言葉を述べます。

亀は佐助に宝物をプレゼントし、佐助は長者となります。佐助は長者になってからも、決して驕ることなく、困っている人を助けていました。

教訓

この物語は、正直さと勤勉さ、そして思いやりの大切さを教えてくれます。どんな境遇でも、諦めずに努力すれば必ず報われるということを示しています。

また、自然への感謝の気持ちを持つことも大切であることを教えてくれます。

その他

この話は、愛知県に伝わる民話です。
まんが日本昔ばなしでは、この話を題材とした作品が複数あります。
この話は、アニメや映画、舞台などでも取り上げられています。

参考資料

http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=49
https://www.youtube.com/watch?v=DxesRFToqIk

何か他にご質問があれば、遠慮なく聞いてください。
動画:



他のまんが日本昔ばなしを少し読む

対馬の赤牛のあらすじ

まんが日本昔ばなし「対馬の赤牛」

あらすじ

昔、伊豆の対島(現在の静岡県伊東市)に福泉寺というお寺がありました。このお寺は荒れ果てており、住職も住んでいませんでした。村人たちは、お寺の奥にある大池に棲む化け牛が住職を襲っているという噂を恐れていました。

ある日、美濃国(現在の岐阜県)から来た良孝という若者が、出家してこの寺を訪れます。良孝は化け牛の噂を恐れずに、お寺に住み始めることにしました。

ある夜、良孝が読経していると、大池から恐ろしい咆哮が聞こえました。良孝が外に出てみると、そこには大きな赤牛が立っていました。

赤牛は良孝に襲いかかろうとしますが、良孝は勇敢に立ち向かいます。そして、赤牛に仏法を説きます。

赤牛は良孝の言葉に心を打たれ、人間に変身して自分の過去を語ります。赤牛は元々は人間の女性でしたが、ある出来事によって牛になってしまい、大池に閉じ込められていたのです。

良孝は赤牛を救うために、村人たちに協力を依頼します。村人たちは最初は怖がっていましたが、良孝の説得もあり、赤牛を助けることにしました。

村人たちの協力によって、赤牛は呪いを解かれ、人間に戻ることができました。赤牛は村人たちに感謝し、良孝と共に村を去りました。

その後、良孝は村人たちの協力で福泉寺を復興し、住職となりました。村人たちは良孝の徳を称え、いつまでも幸せに暮らしました。

教訓

この物語は、勇気、優しさ、そして思いやりの大切さを教えてくれます。どんな困難にも立ち向かう勇気、困っている人を助ける優しさ、そして相手を理解しようとする思いやりが大切であることを示しています。

また、人は誰でも改心できるというメッセージも込められています。


その他

この話は、静岡県伊東市に伝わる民話です。
まんが日本昔ばなしでは、この話を題材とした作品が複数あります。
この話は、アニメや映画、舞台などでも取り上げられています。


参考資料

http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=1300
https://www.youtube.com/watch?v=jnGTT8jOdD4


何か他にご質問があれば、遠慮なく聞いてください。

■記事へ行く
対馬の赤牛 – まんが日本昔ばなし