赤城と日光の戦い

まんが日本昔ばなし「赤城と日光の戦い」

あらすじ

昔々、赤城山を根城にしてその近辺を統治していた大蛇の神と、日光を統治しているムカデの神が聖域・神域をかけて争っていました。その戦いは長期にわたり激しい争いが続きました。

ある日、赤城の神は、赤城の仁王に中禅寺湖の水を盗んでくるように命じます。仁王は中禅寺湖に忍び込み、湖の水を赤城山に運びました。水を失った中禅寺湖は干上がり、日光の神は困窮します。

勢いにのった赤城勢は、中禅寺湖まで攻め込み、中禅寺湖を自分達のものにしようとしていました。そして劣勢に立たされた日光の神は、誰か自分に加勢してくれる味方を探さねばならなかった。

そのころ、奥州の厚樫山(あつかしやま)の辺りに猿麻呂(さるまろ)という若者がいました。猿麻呂は神通力を持ち、動物と話すことができたのです。ある日、猿麻呂は日光の神の使いであるカラスから話を聞きます。カラスは日光の神が赤城の神に苦しめられていることを伝え、猿麻呂に協力を依頼しました。

猿麻呂は日光の神の元に赴き、日光の神の協力を得ます。そして、赤城の神と日光の神の戦いに加勢することにしました。

猿麻呂は神通力を使い、赤城の神の軍勢を次々と倒していきます。赤城の神は猿麻呂の強さに驚き、戦いをやめようとします。しかし、仁王は猿麻呂に襲いかかり、猿麻呂は重傷を負ってしまいます。

絶体絶命のピンチに陥った猿麻呂でしたが、日光の神の加護によって奇跡的に復活します。そして、最後の力を振り絞って仁王を倒し、赤城の神を打ち負かしました。

こうして、日光の神は赤城の神に勝利し、中禅寺湖の水を取り戻すことに成功しました。猿麻呂は日光の神から感謝され、村に英雄として帰還しました。

教訓

この物語は、正義は必ず勝つということ、そして助け合い・協力することの大切さを教えてくれます。どんな困難にも立ち向かう勇気、そして仲間と力を合わせることの大切さを示しています。

また、動物と人間が共存できる世界への願いも込められています。

その他

この話は、栃木県日光市に伝わる民話です。
まんが日本昔ばなしでは、この話を題材とした作品が複数あります。
この話は、アニメや映画、舞台などでも取り上げられています。

参考資料

http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=1302
まんが日本昔ばなし「赤城と日光の戦い」 - YouTube <a href="無効な URL を削除しました]

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鼻ののびる筆

まんが日本昔ばなし「鼻ののびる筆」

あらすじ

昔あるところに、貧しい暮らしを送る老夫婦と息子がいました。息子は怠け者で、親の言うことにも耳を貸さず、金持ちになることばかりを考えていました。

ある日、息子は家を飛び出し、江戸へ向かいます。旅の途中、息子は観音様に出会います。観音様は息子に、鼻が伸びたり縮んだりする不思議な筆を与えます。

息子はさっそくその筆を使って、金持ちの鼻を伸ばして金を出させ、騙し取ります。そして、あっという間に大金持ちになりました。

大金持ちになった息子は、立派な着物を着て、家へと帰ります。しかし、親は息子を追い払ってしまいます。息子は悲しみに暮れ、観音様に助けを求めます。

観音様は息子に、今まで自分がしてきたことを反省するように諭します。息子は自分の行いを悔い改め、真面目に働くことを決意します。

息子は鼻ののびる筆を使って、困っている人々を助けるようになりました。そして、いつしか人々から慕われる立派な人物となったのです。

教訓

この物語は、正直に生きることの大切さを教えてくれます。嘘をついたり、人を騙したりして得たものは、決して長くは続かないことを示しています。

また、感謝の気持ちを持つことも大切であることを教えてくれます。息子は観音様のおかげで大金持ちになれましたが、そのことを忘れて傲慢になってしまいました。しかし、観音様の言葉によって、自分の行いを反省し、改心することができました。

その他

この話は、日本各地に伝わる昔話の一つです。地域によって、ストーリーや登場人物の設定などが異なる場合があります。
まんが日本昔ばなしでは、この話を題材とした作品が複数あります。
この話は、アニメや映画、舞台などでも取り上げられています。


参考資料

http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=1303&cid=24
まんが日本昔ばなし「鼻ののびる筆」 - YouTube 鼻ののびる筆 – まんが日本昔ばなし

 

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