まよい家

まんが日本昔ばなし「まよい家」

あらすじ

昔、岩手県の小国(おぐに)という村に、貧しい家に暮らすお久仁(おくに)という嫁がいました。お久仁は素直で優しい性格でしたが、少し頭の足りないところがありました。

ある年の春、お久仁と夫はフキを採りに山へ出かけました。しかし、二人は山の中で道に迷ってしまい、日が暮れてしまいました。辺りを見渡すと、一軒の古い家が立っているのを見つけました。

お久仁と夫は、一晩泊めてもらうことをお願いしました。すると、家の主人は快く二人を迎え入れ、温かい食事と布団を用意してくれました。

翌朝、お久仁と夫は家を後にしようとしましたが、家の主人は二人に不思議な提案をしました。それは、家にある好きなものを一つだけ持ち帰っても良いというものでした。

お久仁と夫は、家の中を見渡しましたが、何も欲しいものが見つかりませんでした。しかし、お久仁はふと米びつを見つけました。米びつの中には、たくさんの米がぎっしり詰まっていました。

お久仁は、米びつを家に持ち帰ることにしました。そして、家を出発しました。

家に帰ると、お久仁は米びつを開けてみました。すると、米びつの中には、さらにたくさんの米が詰まっていました。米びつはまるで魔法の米びつのように、いくら米を取り出しても減ることがありませんでした。

お久仁と夫は、米びつのおかげで貧乏生活から抜け出すことができました。そして、幸せに暮らしました。

教訓

この物語は、正直な心を持つことの大切さを教えてくれます。また、困っている人を助けることの喜びも示しています。

お久仁は、家の主人の好意に感謝し、米びつを家に持ち帰りました。そして、米びつのおかげで貧乏生活から抜け出すことができました。

このことから、私たちは正直な心を持って行動することが大切だと学ぶことができます。また、困っている人を助けることで、自分も幸せになれるということを示しています。

その他

この話は、岩手県に伝わる民話の1つです。
まんが日本昔ばなしでは、この話を題材とした作品が複数あります。
この話は、テレビドラマや舞台などでも取り上げられています。

参考資料

http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=1321
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蜘蛛の綾織のあらすじ

まんが日本昔ばなし「蜘蛛の綾織」

あらすじ

昔々、都に貧しい焙烙売りの男がいました。ある雨の日、男が琵琶湖のほとりを通りかかると、一匹の大蜘蛛が湖で溺れていました。心の優しい男は、見るに忍びずこの蜘蛛を助けてやった。

それから数日経ったある嵐の夜のこと。男は、自分に尽してくれたあやに、やさしい言葉の一つもかけてやれなかったことを後悔し、あやを訪ねに下野の御亭山(こてやま)にある、綾織が池に向った。池のほとりにはあやが待っていた。あやは男に、自分はこの池に住む蜘蛛で、琵琶湖に出かけた際に男に助けられたと明かす。そして、男に感謝の気持ちを伝え、美しい綾織の布をプレゼントする。

男はあやに別れを告げ、都へ帰る。その後、男はあやからもらった綾織の布を売り、大金持ちになりました。男は裕福な暮らしを送りながら、あやへの感謝の気持ちを忘れずに、幸せに暮らしました。

教訓

この物語は、優しさや思いやりを持つことの大切さを教えてくれます。また、困っている人を助けることで、自分も幸せになれるということを示しています。

焙烙売りの男は、見知らぬ蜘蛛を助けるという優しさを見せました。そして、その優しさがあやからの感謝の気持ちと、幸せをもたらしました。

このことから、私たちは困っている人を助け、優しさや思いやりを持つことが大切だと学ぶことができます。また、困っている人を助けることで、自分も幸せになれるということを示しています。

その他

この話は、日本各地に伝わる民話の1つです。地域によって、ストーリーや結末などが異なる場合があります。
まんが日本昔ばなしでは、この話を題材とした作品が複数あります。
この話は、テレビドラマや舞台などでも取り上げられています。


参考資料

http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=1323
まんが日本昔ばなし「蜘蛛の綾織」 - YouTube 蜘蛛の綾織 – まんが日本昔ばなし