まんが日本昔ばなし「さかなの神様」
あらすじ
昔々、四国は土佐の幡多(はた)の山奥に「とんべえ」という腕の良い猟師がおりました。とんべえは毎日罠でたくさんの獲物を獲っており、そのせいで、この辺では生き物がすっかり減ってしまいました。
ところが、とんべえは村人から「山の神様のバチがあたるぞ!」と言われても相手にせんかったそうな。
そんなある日のこと、遠い海の村から魚売りがやってきました。そして、とんべえが仕掛けた罠に兎がかかっているのを見つけたのです。
その日、魚がさっぱり売れずくさくさしていた魚売は、罠にかかった兎と売れ残った赤鯛をこっそり取り替えてしまいました。
家に帰ったとんべえは、いつも通り罠を確認します。すると、なんと罠にかかっていたはずの兎が赤鯛に変わっていました。
とんべえは、最初はいたずらだと思いました。しかし、次の日も同じことが起こると、とんべえは不思議に思い始めました。
そして、とんべえは赤鯛を調理して食べてみると、今まで食べたことのないほど美味しいことに気づきました。
とんべえは、その日から毎日罠に魚がかかるようになり、生活も豊かになりました。とんべえは、魚売りに感謝し、お礼を伝えようとしました。
しかし、魚売りはとんべえの前から姿を消してしまっていました。
とんべえは、魚売りが神様だったのではないかと考えるようになりました。そして、とんべえは魚売りに感謝の気持ちを込めて、毎日魚を供えるようになりました。
教訓
この物語は、感謝の気持ちの大切さを教えてくれます。また、思いがけないところから助けが来ることもあるということを示しています。
とんべえは、魚売りに感謝の気持ちを伝えようとしましたが、魚売りは姿を消してしまいました。しかし、とんべえは毎日魚を供えることで、魚売りに感謝の気持ちを伝え続けていました。
このことから、私たちは感謝の気持ちの大切さを学ぶことができます。また、思いがけないところから助けが来ることもあるということを示しています。
その他
この話は、高知県に伝わる民話の1つです。
まんが日本昔ばなしでは、この話を題材とした作品が複数あります。
この話は、テレビドラマや舞台などでも取り上げられています。
参考資料
http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=1336
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粉ひき臼の神まんが日本昔ばなし「粉ひき臼の神」あらすじ 昔々、徳島県の山奥の村に、貧しい暮らしをする福造という男がいました。福造は、毎日石臼で粉を挽き、わずかばかりの手間賃を貰って暮らしていました。 ある年の大晦日のこと、貧しい福造は神様への正月のお供えが準備できませんでした。そこで考えた末、福造は神棚を掃除し、石臼にしめ縄をしめてお供えしたそうな。 すると、その年の福造は商売が大繁盛し、金持ちになりました。しかし、金持ちになった福造は、神様への感謝の気持ちを忘れ、傲慢になってしまいました。 ある日、福造は近所の人の悪口を言っているのを神様に見咎められてしまいます。神様は怒り、福造に石臼を背負わせて村中を歩かせました。 村人たちは、石臼を背負って歩く福造を見て、呆れてしまいました。そして、福造は村人たちの笑いものにされてしまいます。 福造は、自分の愚かさを悟り、神様に謝罪しました。そして、福造は二度と傲慢にならないことを誓いました。 神様は、福造の反省を認め、許しました。そして、福造は石臼から解放され、元通りの生活に戻ることができました。 教訓 この物語は、どんなに成功しても、謙虚な心を忘れないことが大切だということを教えてくれます。また、神様への感謝の気持ちを忘れないことも大切だということを示しています。 福造は、金持ちになったことで傲慢になり、神様への感謝の気持ちを忘れてしまいました。しかし、神様の罰を受けたことで、福造は自分の愚かさを悟り、反省しました。 このことから、私たちはどんなに成功しても、謙虚な心を忘れないことが大切だということを学ぶことができます。また、神様への感謝の気持ちを忘れないことも大切だということを示しています。 その他 この話は、徳島県に伝わる民話の1つです。 まんが日本昔ばなしでは、この話を題材とした作品が複数あります。 この話は、テレビドラマや舞台などでも取り上げられています。 参考資料 http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=1337 まんが日本昔ばなし「粉ひき臼の神」 - YouTube 粉ひき臼の神 – まんが日本昔ばなし |