竹やぶから化けもの

まんが日本昔ばなし「竹やぶから化けもの」

あらすじ

昔々、あるところに彦三郎(ひこさぶろう)という男がいました。彦三郎は、怠け者で酒好きでした。

ある晩、彦三郎は酒を飲みすぎて、家に帰る道が分からなくなってしまいました。

困った彦三郎は、竹やぶの中に入り込みました。

すると、竹やぶの中から傘と下駄が飛び出してきました。彦三郎は、これで濡れなくて済むと思い、「化け物、明日返すぞ~~」と言って家に帰って行きました。

翌朝、酔いから覚めた彦三郎は自分のしたことが怖くなってしまい、嫁さんと二人で化け物から借りた下駄と傘を恐る恐る見てみる。

しかし、そこには何もありませんでした。

彦三郎は、自分が夢を見ていたことに気づき、安心しました。

しかし、その直後、彦三郎の家の前に役人が現れました。

役人は、彦三郎が化け物を殺したという罪で捕まえようとしました。

彦三郎は、自分が化け物を殺した覚えがないことを訴えますが、役人は聞き入れてくれませんでした。

そして、彦三郎は牢屋に入れられてしまいました。

牢屋の中で、彦三郎は自分がした愚かな行いを後悔しました。

そして、彦三郎は二度と酒を飲まないことを誓いました。

数日後、彦三郎冤罪であることが判明し、牢屋から釈放されました。

彦三郎は、家に帰る途中に竹やぶを訪れました。

そして、彦三郎は竹やぶに向かって「化け物、傘と下駄を返してくれ!」と叫びました。

すると、竹やぶの中から傘と下駄が飛び出してきました。

彦三郎は、化け物に傘と下駄を返してもらえたことに感謝しました。

そして、彦三郎は二度と酒を飲まないことを決意しました。

教訓

この物語は、酒の飲み過ぎは悪いことを教えてくれます。

また、嘘をつくと悪いことが起こるという教訓も示されています。

彦三郎は、酒を飲みすぎて家に帰る道が分からなくなり、化け物から傘と下駄を借りて家に帰りました。

しかし、翌朝、彦三郎は自分が化け物を殺したという罪で捕まってしまいました。

このことから、私たちは酒の飲み過ぎは悪いことを学ぶことができます。また、嘘をつくと悪いことが起こるという教訓も示されています。

その他

この話は、日本各地に伝わる民話の1つです。地域によって、ストーリーや結末などが異なる場合があります。
まんが日本昔ばなしでは、この話を題材とした作品が複数あります。
この話は、テレビドラマや舞台などでも取り上げられています。

参考資料

http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=1415
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三ヶ根観音のあらすじ

まんが日本昔ばなし「三ヶ根観音」

あらすじ

昔、三河の浜辺の村(今の愛知県西尾市)では、はやり病が発生し、多くの人が高い熱を出して苦しんだ。

早くに妻を亡くした漁師の源三の息子「源吉」も、昨日から高い熱を出してうなされるようになった。

村人たちが芋や魚をもって源吉の様子を心配して見に来るが、源三は「大したことない」というだけであった。

ある日、村に一人の僧侶がやって来て、村人たちに薬草を使った薬を教えた。

薬草を飲んだ村人たちは、徐々に元気を取り戻していった。

しかし、源吉だけは一向に回復せず、病状は悪化する一方だった。

源三は、藁にもすがる思いで、村の古老たちに相談した。

古老たちは、源三に「村のはずれにある三ヶ根山に観音様を祀れば、病が治るかもしれない。」とアドバイスした。

源三は、観音様を祀るために必要なお金を村人たちに募った。

村人たちは、源三の話を聞き、喜んでお金を出し合った。

そして、村人たちの協力で、三ヶ根山に立派な観音堂が建てられた。

観音堂が完成すると、源吉は観音様に毎日お参りした。

すると、源吉の病状はみるみるうちに回復し、すっかり元気になった。

はやり病に苦しんでいた村人たちも、観音様に祈りを捧げると、次々と元気を取り戻していった。

村人たちは、観音様のおかげで村が救われたことに感謝し、毎年お祭りを開いて観音様を祀った。


教訓

この物語は、困難に立ち向かうことの大切さを教えてくれます。

また、助け合いの大切さも示しています。

源吉は、はやり病にかかって苦しんでいましたが、村人たちの助けで元気を取り戻すことができました。

このことから、私たちは困難に立ち向かうことの大切さを学ぶことができます。また、助け合いの大切さも示しています。


その他

この話は、愛知県西尾市に伝わる民話の1つです。
まんが日本昔ばなしでは、この話を題材とした作品が複数あります。
三ヶ根山には、現在も三ヶ根観音と呼ばれる寺院があります。


参考資料

まんが日本昔ばなし~データベース~ - 三ヶ根観音: http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=1419
三ヶ根観音: 三ヶ根観音 – まんが日本昔ばなし