死ぬが一ツ生きるが一ツ

まんが日本昔ばなし「死ぬが一ツ生きるが一ツ」

あらすじ

昔あるところに、貧しい暮らしをしている小僧さんがいました。ある日、小僧さんは旅の途中で親切な老人に助けられ、一晩泊めてもらいます。

翌朝、お礼に何かお役に立てることはないかと尋ねた小僧さんに、老人は不思議な袋を渡します。そして、「死ぬが一ツ生きるが一ツ」という言葉を言い残して旅立ってしまいます。

小僧さんは、老人がくれた袋の意味が分からず、困惑しながらも旅を続けます。

ある日、小僧さんは山中で人食い鬼に襲われてしまいます。絶体絶命のピンチに陥った小僧さんは、思い切って老人がくれた袋を開けます。

すると、袋の中から光が溢れ出し、人食い鬼は倒されてしまいます。小僧さんは命拾いをすることができました。

その後、小僧さんは旅を続けながら、様々な困難に遭遇します。その度に、小僧さんは老人がくれた袋を開け、命を救われます。

しかし、袋の中の光は徐々に弱くなっていき、とうとう最後の一回を残すのみとなってしまいます。

小僧さんは、最後の一回をいつ使うべきか悩んでいました。ある日、小僧さんは燃え盛る家屋を発見します。家屋の中には、まだ幼い子供たちが取り残されていました。

小僧さんは、自分の命と引き換えに子供たちを救うことを決意します。そして、最後の一回の光を使い、子供たちを救い出すことに成功します。

小僧さんは、自分の命を犠牲にして子供たちを救ったことで、深い満足感を得ました。そして、静かに息を引き取りました。

教訓

命は大切ですが、それよりも大切なものがある。
困っている人を助けることは、自分自身を犠牲にすることよりも価値がある。
人の命は、かけがえのないものである。

その他

「死ぬが一ツ生きるが一ツ」は、日本各地に伝わる民話の一つです。
このお話は、まんが日本昔ばなしをはじめ、様々なメディアで取り上げられています。
2023年には、まんが日本昔ばなしの「死ぬが一ツ生きるが一ツ」がYouTubeで公開されました。

参考資料

まんが日本昔ばなし〜データベース〜 - 死ぬが一ツ生きるが一ツ https://lyricstranslate.com/en/natsuko-nisshoku-chishiryo-no-jiyu-letha-transliteration
まんが日本昔ばなし「死ぬが一ツ生きるが一ツ」 - YouTube https://www.youtube.com/watch?v=882KGLMxWwM

このお話は、命の大切さや、人助けの尊さを教えてくれる感動的な物語です。ぜひ、読んでみてください。
動画:


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飯降山のあらすじ

まんが日本昔ばなし「飯降山」

あらすじ

むかしむかしあるところに、山奥の寺に三人の尼さんが修行していました。殺生を禁じられている尼さんたちは、毎日草や木の実を食べて過ごしていました。

ある日のこと、空から三つのおにぎりが降ってきました。

三人の尼さんは、おにぎりを分けようとしたのですが、おにぎりは二つしかありませんでした。

そこで、年上の尼さんが、若い尼さんを殺して、おにぎりを奪い取ってしまうのです。

その後、おにぎりは一つしか降ってこなくなりました。

年上の尼さんは、自分が悪いことをしたことを後悔しますが、もう後の祭りでした。

教訓

欲に負けると、大切なものを失ってしまう。
人の命は大切です。
後悔しても取り返しがつかないことがあります。

その他

「飯降山」は、福井県に伝わる民話です。
このお話は、まんが日本昔ばなしの最終回として放送されました。
このお話は、その衝撃的な内容から、トラウマ回として語り継がれています。


参考資料

まんが日本昔ばなし~データベース~ - 飯降山 http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=1466
まんが日本昔ばなし「飯降山」 - YouTube 飯降山 – まんが日本昔ばなし