虹の嫁

まんが日本昔ばなし「虹の嫁」

あらすじ

昔あるところに、やたみという木こりの若者がいました。

ある日のこと、やたみは空にきれいな虹がかかっているのを見つけ、虹をよく見ようと湖まで歩いて行きました。

すると、空から七色の羽衣をまとった美しい天女が舞い降りてきました。

やたみは一目で天女に恋をし、どうか自分の嫁になってくれるよう天女にお願いしました。

天女は、地上の人間とは結婚できないと断りましたが、やたみの優しさに心を打たれ、いつか地上の人に生まれ変わるので、目の下の青いホクロのある女性を探してくださいと言い残し、去っていきました。

それから15年もの月日が流れ、真っ黒な顔のななえという女の子が山の手伝いとしてやってきました。黒い顔はいじわるな継母によって塗りこまれた炭だという。かわいそうに思ったやたみがななえの顔を丁寧に拭くと美しい顔に戻り、なんと目の下に青いホクロが現れたのです。

やたみは、ななえが天女の生まれ変わりだと気付き、ななえも当時を思い出し、二人は感動の再会を喜び結ばれました。

教訓

一途な恋と強い意志があれば、どんな困難も乗り越えられる。
人の見た目ではなく、心を見ることが大切。
約束は必ず守るべき。

その他

「虹の嫁」は、日本全国に伝わる民話です。
このお話は、まんが日本昔ばなしの第1034話として放送されました。
このお話は、純粋な心を持つことの大切さや、約束を守ることの重要性を教えてくれます。

参考資料

まんが日本昔ばなし〜データベース〜 - 虹の嫁 http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=1473

豆知識

虹は、古くから世界中で幸運の象徴とされています。
天女は、日本の神話に登場する美しい女性の神様です。
木こりは、木を伐採して木材を作る職業です。

このお話は、純粋な心を持つことの大切さや、約束を守ることの重要性を教えてくれます。

また、困難にも諦めずに努力すれば、必ず夢は叶うというメッセージも込められています。

ぜひ、このお話を読んで、人生の指針にしてみてください。
動画:


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こぶとり爺さんのあらすじ


  1. 昔、右の頬に大きなこぶを持つおじいさんがいた。

  2. ある日、山で雨宿りをするために木の洞に入ったところ、鬼たちの宴会に遭遇する。

  3. 鬼たちが踊りを披露する中、おじいさんも踊りたくなり、前に出て自分の踊りを披露する。

  4. おじいさんの踊りが鬼たちに大変気に入られ、また明日も来るように言われるが、こぶを預かるために右のこぶを取られてしまう。

  5. 次の日、左の頬にこぶのある隣のおじいさんが、羨ましくなり同じ場所に行く。

  6. 隣のおじいさんも鬼の前で踊るが、下手なため鬼たちに怒られ、逆にこぶを二つつけられて帰ることになる。

  7. 結果、陽気なおじいさんはこぶを取られ、意地悪なおじいさんはこぶが増えてしまう。



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