とろかし草

まんが日本昔ばなし「とろかし草」

あらすじ

昔あるところに、清兵衛(せいべえ)というきこりがいました。ある日、清兵衛が木を切っていると、旅人が大蛇に襲われているのを見かけます。しかし、清兵衛は怖くて助けることができず、木に登って様子を見守るだけです。

大蛇は旅人を飲み込んでしまいます。すると、大蛇の腹は大きく膨らみ、苦しそうにします。大蛇は草むらを這い、黄色い草を食べ始めます。すると、不思議なことに、大蛇の腹がスッと細くなり、旅人は無事吐き出されます。

清兵衛は、その黄色い草が旅人を助けたことを知り、草を摘んで村に持ち帰ります。村に帰った清兵衛は、村人たちに大蛇のことを話しますが、草のことだけは誰にも話さなかった。

ある日、村に鬼が現れ、村人たちを困らせるようになります。村人たちは、清兵衛に助けを求めます。清兵衛は、鬼退治のためにあの黄色い草を使うことを決意します。

清兵衛は、鬼の住む山へ向かい、草を鬼に食べさせます。すると、鬼はみるみるうちに溶けて消えてしまいます。村人たちは、清兵衛のおかげで鬼から救われ、大喜びします。

教訓

この物語は、以下の教訓を伝えています。

勇気を出して困っている人を助けよう
知恵は力に勝る
村人のために尽くすことは大切

その他

この話は、日本各地に伝わる昔話の一つです。
まんが日本昔ばなしでは、この話を題材としたアニメ作品が放送されています。
この話は、清兵衛の勇気と知恵を描いた勧善懲悪の物語として人気があります。

参考資料

http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=305
https://www.youtube.com/watch?v=P6PT-tdWzkQ

動画:



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見がわりの石びつのあらすじ

まんが日本昔ばなし「見がわりの石びつ」

概要

「見がわりの石びつ」は、1986年1月26日に放送された「まんが日本昔ばなし」の第716話Aで放送された作品です。

あらすじ

昔、ある村に源兵衛という男と、源吉という幼い息子がいました。源兵衛は怠け者で、酒ばかり飲んでいました。ある日、源兵衛は酒代を稼ぐために、源吉を山へ薪を取りに行かせました。

しかし、源吉は山で迷子になってしまい、帰ることができなくなりました。源兵衛は源吉を心配しましたが、助けに行く気力はありませんでした。

困った源兵衛は、神様にお願いして、源吉の代わりに石ころをくれるように頼みました。神様は源兵衛の願いを聞き入れ、大きな石ころをくれました。源兵衛は石ころを家に持ち帰り、源吉の寝床に置きました。

すると、石ころが温かくなり、源吉の姿になりました。源兵衛は喜ぶと、石ころを抱えて村へ出かけました。村人たちは源吉が無事に戻ってきたことを喜び、源兵衛を褒めました。

しかし、源兵衛は石ころを大切にすることなく、粗末に扱いました。ある日、源兵衛が石ころを落としてしまうと、石ころは元の石ころに戻ってしまいました。源吉の姿も消えてしまいました。

源兵衛は源吉を失ったことを後悔しましたが、もう後の祭りでした。源兵衛はその後、反省して真面目に働き始めました。

このお話の教訓

このお話は、親子の絆と、大切なものを失うことの悲しみを描いた作品です。源兵衛は怠け者で、息子を大切にしていませんでしたが、源吉を失ったことで、ようやく自分の過ちに気づきました。

このお話から、大切なものは何かを見失わず、感謝の気持ちを持って接することが大切であるということを学ぶことができます。また、親子の絆はかけがえのないものであり、失ってからでは取り戻せないということを教えてくれます。

その他

このお話は、山口県の民話をもとに作られています。
作画は井口愼一さん、文芸は藤田正典さん、演出は井口愼一さんです。
このお話は、現在も多くの視聴者に愛されています。


参考資料

https://www.youtube.com/watch?v=WH-NeMpSKQM


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見がわりの石びつ – まんが日本昔ばなし