くわばらの起り

まんが日本昔ばなし「くわばらの起り」

あらすじ

昔、兵庫県三田市の桑原という地域には、水が豊かで米もたくさん収穫できる村がありました。

その村の上空には雷様たちが住んでおり、年に一度、盛大な嫁取り競争が行われていました。

嫁候補となるためには、大きな太鼓を力強く鳴らせることと、肉付きの良い体であることが条件でした。

若い雷神たちは、競争に勝ち残るために日夜鍛錬に励んでいました。

中でも、赤鬼のピカ吉は太鼓の腕前は抜群で、今年の嫁取り競争の優勝候補と目されていました。

しかし、ピカ吉には大きな太鼓の音に負けないほど大きな声で「くわばら、くわばら」と叫ぶ人間が必要でした。

ピカ吉は、雲の上から人間界を見下ろし、条件に合う人間を探しました。

すると、桑原の村に住む力持ちの若者、くわばらを見つけました。

ピカ吉は、くわばらを気に入り、嫁取り競争に協力してもらうように頼みました。

くわばらも、雷神たちの嫁取り競争に興味があり、快く協力することにしました。

そして、ピカ吉は大きな太鼓を力強く鳴らし、くわばらも大きな声で「くわばら、くわばら」と叫びました。

二人の息がぴったりと合った演奏は、他の雷神たちを圧倒し、ピカ吉は無事に嫁取り競争に勝利しました。

ピカ吉は、くわばらのお陰で嫁を迎えることができたことに感謝し、くわばらを村の守り神として祀りました。

教訓

この物語は、助け合い、協力することの大切さを教えてくれます。

また、強い意志と努力があれば、どんな願いも叶うということを教えてくれます。

そして、雷神たちや雲の上の世界というファンタジー的な要素を通して、子どもたちの想像力を刺激する作品と言えるでしょう。

その他

この話は、兵庫県三田市に伝わる民話です。
まんが日本昔ばなしでは、この話が第1315話として放送されました。
この話は、現在でも多くの人々に愛されており、絵本や紙芝居などでも出版されています。

参考資料

まんが日本昔ばなし〜データベース〜 - くわばらの起り <a href="無効な URL を削除しました]
https://www.youtube.com/watch?v=P_Yom5jNKfU

補足

この物語は、ユーモラスな描写やテンポの良いストーリー展開で、最後まで飽きることなく楽しめる作品と言えるでしょう。
また、くわばらとピカ吉の友情や、雷神たちのユニークなキャラクターも魅力的な作品と言えるでしょう。
ぜひ、家族みんなでこの作品を見て、感想を語り合ってみてはいかがでしょうか。
動画:



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かぐまのちから石のあらすじ

まんが日本昔ばなし「かぐまのちから石」

あらすじ

むかしむかしあるところ、小木須という村に、心優しい木こりの爺さんと飼い犬のアカが住んでいました。

ある日、爺さんは山で薪を拾っていると、矢に射たれた熊を見つけました。

爺さんは、熊を家に連れて帰り、介抱しました。

熊は、爺さんの優しさに感謝し、家事を手伝うようになりました。

何年か経ち、爺さんは病に倒れてしまいました。

アカも、爺さんの死を悲しみ、後を追うように亡くなってしまいました。

一人残された熊は、悲しみに暮れました。

すると、ある日、爺さんの家の前に大きな石が現れました。

その石は、熊の形にそっくりでした。

村人たちは、その石に荷車の荷を押し付けてもらうと、楽に坂を登ることができたため、「かぐまのちから石」と呼ぶようになりました。

教訓

この物語は、動物と人間の温かい友情を描いた作品です。

また、恩は必ず返ってくるということを教えてくれます。

そして、熊の形をした不思議な石が幻想的な雰囲気を醸し出し、視聴者に深い印象を与える作品と言えるでしょう。

その他

この話は、栃木県小木須に伝わる民話です。
まんが日本昔ばなしでは、この話が第115話として放送されました。
この話は、現在でも多くの人々に愛されており、絵本や紙芝居などでも出版されています。

参考資料

まんが日本昔ばなし~データベース~ - かぐまのちから石 https://www.youtube.com/watch?v=QShatz85mVw

補足

この物語は、熊の力強さや村人たちの優しさなどが丁寧に描かれており、子どもたちの心を掴む作品と言えるでしょう。
また、シンプルなストーリーながら、深いメッセージが込められている作品と言えるでしょう。
ぜひ、家族みんなでこの作品を見て、感想を語り合ってみてはいかがでしょうか。 ■記事へ行く
かぐまのちから石 – まんが日本昔ばなし