まんが日本昔ばなし「柴右衛門だぬき」
あらすじ
昔々、淡路島の洲本市の裏山にある三熊山に、柴右衛門という狸とお増という夫婦の狸が住んでいました。
柴右衛門だぬきは、三熊山の頂上で腹鼓を打った翌日は、いつも大漁であったため、村人たちは彼を悪戯好きだが憎めない存在としていました。
ある日、柴右衛門とお増は、人間に化けて浪速へ芝居見物に出かけました。
浪速の華やかな街にすっかり魅了された柴右衛門は、三つ目の化け物に変身して人々を驚かせたり、木の葉で作ったお金で魚を買ったりと、いたずら三昧。
しかし、お増はそんな柴右衛門を心配し、島へ帰るよう促します。
ところが、柴右衛門は芝居に夢中になってしまい、お増を残して一人で島へ帰ろうとしません。
怒ったお増は、柴右衛門を化け物だと村人に知らせてしまいます。
村人たちは、お増の言葉に騙され、柴右衛門を捕まえてしまいます。
お増は、柴右衛門が殺されるのを見て後悔し、自分も命を絶ってしまいます。
柴右衛門は、お増の死を悲しみながらも、浪速へ帰ることを諦めませんでした。
そして、毎日芝居小屋に通い、お増に似た女形役者を見つめるのでした。
ある日、柴右衛門は芝居小屋で役人に捕まってしまい、犬たちに襲われて命を落としてしまいます。
その後、淡路島の人たちは、柴右衛門夫婦を供養するために三熊山に祠を建て、毎年お供えをしたといいます。
教訓
この物語は、人間の欲や驕りが招く悲劇を描いた作品と言えるでしょう。
また、夫婦の絆や、動物と人間の共存の大切さも教えてくれます。
そして、美しい自然の風景と、哀愁漂うストーリー展開が描かれた作品と言えるでしょう。
その他
この話は、主に兵庫県に伝わる民話です。
まんが日本昔ばなしでは、この話が第10話として放送されました。
この話は、現在でも多くの人々に愛されており、絵本や紙芝居などでも出版されています。
参考資料
まんが日本昔ばなし〜データベース〜 - 柴右衛門だぬき http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=1331
https://www.youtube.com/watch?v=DSMxev7Hgn0
補足
この物語は、柴右衛門だぬきというユーモラスなキャラクターと、悲しい結末が印象的な作品と言えるでしょう。
また、人間と動物の境界線について考えさせられる作品と言えるでしょう。
ぜひ、家族みんなでこの作品を見て、感想を語り合ってみてはいかがでしょうか。
このお話は、まんが日本昔ばなしの中でも特に有名な作品の一つです。
多くの人々に愛されており、何度見ても楽しめる作品と言えるでしょう。
ぜひ、機会があればご覧になってみてください。
動画:
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いまにキツツキになるよのあらすじまんが日本昔ばなし「いまにキツツキになるよ」あらすじ 昔々、あるところに、おしゃれ好きなキツツキ夫婦がいました。 朝起きると、キツツキ夫婦は水鏡に映る自分の姿を眺め、身だしなみに余念がありませんでした。 泥だらけで働くスズメや、土の中で暮らすミミズを見て、「そんな恰好じゃみっともないですよ」と、いつも言っていました。 ある日、お釈迦様が亡くなられました。 キツツキ夫婦は、お釈迦様の死に目にも間に合わず、大変悲しみました。 お釈迦様の遺言によると、弟子たちは毎日三匹虫を食べるように言われました。 しかし、キツツキ夫婦は、おしゃれに気を取られてばかりで、虫を捕まえることができませんでした。 そのため、キツツキ夫婦は、一日中木をついばんでほんのわずかの虫しか食べられなくなってしまいました。 そして、キツツキ夫婦は、いつの間にかキツツキになってしまったのです。 教訓 この物語は、外見ばかり気にしていたら、大切なものを見失ってしまうということを教えてくれます。 また、慢心は禁物だということを教えてくれます。 そして、美しい自然の風景と、ユーモラスなストーリー展開が描かれた作品と言えるでしょう。 その他 この話は、全国各地に伝わる民話です。 まんが日本昔ばなしでは、この話が第43話として放送されました。 この話は、現在でも多くの人々に愛されており、絵本や紙芝居などでも出版されています。 参考資料 まんが日本昔ばなし~データベース~ - いまにキツツキになるよ http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=443 https://www.youtube.com/watch?v=wOddi4ajWQs 補足 この物語は、キツツキという鳥の生態をユーモラスに描いた作品と言えるでしょう。 また、人間らしい欲望や、教訓的なメッセージも込められています。 ぜひ、家族みんなでこの作品を見て、感想を語り合ってみてはいかがでしょうか。 このお話は、まんが日本昔ばなしの中でも特に有名な作品の一つです。 多くの人々に愛されており、何度見ても楽しめる作品と言えるでしょう。 ぜひ、機会があればご覧になってみてください。 ■記事へ行く いまにキツツキになるよ – まんが日本昔ばなし |
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