まんが日本昔ばなし「どっこいだんご」
あらすじ
昔々、ある村に、のんき者の若者たつ平と、働き者で頭のいい妻のお梅が暮らしていました。
たつ平は、米作りもろくにできず、百姓仕事も苦手でした。
村人たちは、たつ平のために、八方手を尽くして働き者で頭のいいお梅を嫁に世話してあげました。
ある春のお彼岸の日、たつ平は一人で嫁の実家へお参りに出かけました。
お梅の機転で、たつ平は道に迷わず無事に嫁の実家へたどり着き、団子をご馳走になりました。
初めて食べる団子の美味しさに驚いたたつ平は、さっそく家に帰って嫁に作ってもらおうと、道中忘れないように「だんご、だんご」と言いながら家路を急ぎました。
しかし、村はずれで庄屋さんと出会い頭でぶつかってしまい、庄屋さんが溝にお尻を突っ込んでしまいました。
たつ平は庄屋さんを起そうと「どっこいしょ!」と掛け声をかけたはずみで、団子の事はすっかり忘れてしまいました。
家に帰り着いたたつ平は、お梅の顔を見るなり「どっこいしょ、作ってけろ!」と言いますが、もちろんお梅には何の事だかさっぱりわかりません。
ついには、たつ平は怒りだして大暴れを始めました。
棚から桶が落ちてきてお梅の頭にぶつかり、お梅は大きなコブを作ってしまうほどでした。
お梅は「あいたたた、大きな団子みたいなコブができてしまった」と言うと、たつ平は「そうだ!団子だ、団子を作ってくれ」と大声で叫びました。
それからの二人は、団子の原材料のお米を作るために、田んぼを耕すようになりました。
おかげで二人の暮らしは豊かになり、二人は末永く幸せに暮らしたという事です。
教訓
この物語は、思い込みが強いと大切なものを見失ってしまうということを教えてくれます。
また、コミュニケーションの大切さも教えてくれます。
そして、美しい日本の農村風景と、コミカルなストーリー展開が描かれた作品と言えるでしょう。
その他
この話は、全国各地に伝わる民話です。
まんが日本昔ばなしでは、この話が第280話Aとして放送されました。
この話は、現在でも多くの人々に愛されており、絵本や紙芝居などでも出版されています。
参考資料
まんが日本昔ばなし〜データベース〜 - どっこいだんご https://www.youtube.com/watch?v=laUKe6NCKNs
https://www.youtube.com/watch?v=8b8BYnpvcAU
補足
この物語は、たつ平というのんき者の若者と、働き者で頭のいい妻お梅のやり取りを描いた作品と言えるでしょう。
また、日本の伝統的な農村生活や、家族の絆も描かれています。
ぜひ、家族みんなでこの作品を見て、感想を語り合ってみてはいかがでしょうか。
このお話は、まんが日本昔ばなしの中でも特に有名な作品の一つです。
多くの人々に愛されており、何度見ても楽しめる作品と言えるでしょう。
ぜひ、機会があればご覧になってみてください。
動画:
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蛙と姉妹のあらすじ「まんが日本昔ばなし」の「蛙と姉妹」は、善行と感謝、そして謙虚さをテーマにした物語です。この話は、他者を助けることの重要性や、自分の立場をわきまえることの大切さを教えています。#あらすじ 貧しい姉妹 昔々、ある村に貧しい姉妹が住んでいました。二人は毎日懸命に働いていましたが、なかなか生活は楽になりませんでした。そんな中、姉はいつも心優しく、困っている人や動物を見つけると助けてあげるような性格でした。一方、妹は少しわがままで、姉の行動を理解できないことが多くありました。 蛙との出会い ある日、姉妹は川辺で仕事をしていました。その時、一匹の蛙が流れに逆らって泳いでいるのを見つけました。姉はその蛙を助け、元気になるまで面倒を見てあげました。すると、蛙は人間の言葉で感謝の意を伝え、「恩返しをしたいので、何か願い事があれば言ってください」と言いました。 蛙の恩返し 姉は「私たちは貧しいので、少しでも楽に生活できるようにしてください」とお願いしました。蛙はその願いを聞き入れ、次の日には姉妹の家に豊かな食べ物や衣服が届きました。姉妹は喜び、その後も幸せに暮らしました。 妹の欲張り しかし、妹はさらに多くのものを望み、再び蛙を呼び出して、「もっとお金が欲しい」と要求しました。蛙は少し困った様子でしたが、「欲張りすぎはよくありません」と言って、控えめな贈り物をしました。妹は不満そうでしたが、それでも何とか受け取りました。 教訓 この物語は、善行が報われることと、過度の欲望が結局は自分に悪影響を及ぼすことを教えています。また、感謝の心を忘れず、謙虚に生きることの重要性も伝えています。 #教訓 「蛙と姉妹」の物語から得られる教訓は以下の通りです: - 善行の重要性:他者を助ける行動が、いずれ自分にも良い形で返ってくることがあります。 - 感謝の心:助けられたことや、与えられた恩恵に対して感謝することの大切さを教えています。 - 欲張りの危険性:過度の欲望は満足を得られないだけでなく、自分に不幸をもたらす可能性があることを示しています。 - 謙虚さの美徳:控えめで謙虚な姿勢が、長期的にはより良い結果をもたらすことを示しています。 #まとめ 「蛙と姉妹」は、貧しいながらも心優しい姉妹が、助けた蛙からの恩返しを通じて幸福を得る物語です。この昔話は、善行や感謝の心、欲望を抑えることの重要性を教えてくれます。姉妹の対照的な性格を通じて、謙虚さと感謝の心を持つことの価値を強調する、教訓的で心温まる物語です。 ■記事へ行く 蛙と姉妹 – まんが日本昔ばなし |
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