まんが日本昔ばなし「味噌すりと武士」
あらすじ
昔、大和郡山藩の領内にある追分という町に、お百姓さんたちが暮らしていました。
ある暑い日のこと、天誅組という反乱軍が大和郡山藩を攻撃しようと、追分を通過するとの情報が入りました。
郡山藩のお侍さんたちは、天誅組に備えて町を守ろうとしました。しかし、お百姓さんたちは、家が焼かれたり、戦に巻き込まれたりするのではないかと心配していました。
そんな中、庄屋さんが村人たちに集まるように言い渡しました。庄屋さんは、天誅組の武士たちに味噌汁を作ってあげることを提案しました。
当初、村人の中には、なぜ戦をする武士たちに味噌汁を飲ませなければならないのかと反対する者もいました。しかし、庄屋さんはなんとか人々を説得し、味噌をすり始めることになりました。
こうして、村人たちは心を一つにして、天誅組の武士たちのためにたくさんの味噌をすり、味噌汁を作りました。
そして、天誅組の武士たちが追分を通過する時、村人たちは用意していた味噌汁を振る舞いました。
武士たちは、村人たちの温かい心遣いに感謝し、村を傷つけることなく通り過ぎていきました。
教訓
「味噌すりと武士」は、困っている人を助けようとする気持ちの大切さを教えてくれるお話です。また、敵対する相手であっても、思いやりを持って接することで、平和な解決を導くことができるということを示唆しています。
その他
このお話は、奈良県を舞台とした民話の一つです。
まんが日本昔ばなしでは、このお話は第59話で放送されました。
参考資料
http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=485
https://www.youtube.com/watch?v=JALoffmbYdw
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その他
このお話について他に知りたいことがあれば、遠慮なく聞いてください。
動画:
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きつねのあたんのあらすじまんが日本昔ばなし「きつねのあたん」あらすじ 昔、中国地方のある村に、留吉(とめきち)とみよという夫婦と赤ん坊が住んでいました。ある年、この村では日照りが続き、山の草木は枯れ、動物たちは食べるものに困っていました。 困った動物たちは、村人たちの家畜を襲い始めました。村人たちは困り果て、動物たちを何とか退治しようとしました。 ある日、留吉は畑で仕事をしていたところ、一匹の狐に襲われました。留吉は必死に狐と戦いましたが、狐は留吉を傷つけて逃げてしまいました。 みよは、留吉の傷を見て心配し、狐の仕返しを恐れました。そこで、みよは留吉に赤ん坊を抱いて山奥の隠れ家に避難することを提案しました。 留吉はみよの提案を受け入れ、二人は赤ん坊を抱いて山奥へと向かいました。しかし、二人は山の中で迷ってしまい、途方に暮れてしまいました。 すると、二人は一匹の狐と出会いました。狐は二人が困っている様子を見て、助けようとしました。狐は二人を安全な場所まで案内し、食べ物も与えました。 留吉とみよは、狐の親切に感謝し、狐への恐怖心がなくなりました。そして、二人は狐と仲良くなり、一緒に暮らすようになりました。 教訓 「きつねのあたん」は、思い込みや偏見を捨てて、相手と接することの大切さを教えてくれるお話です。また、動物と人間は共存できるということを示唆しています。 その他 このお話は、中国地方に伝わる民話の一つです。 まんが日本昔ばなしでは、このお話は第113話で放送されました。 このお話は、美しい自然描写と、動物と人間の心の交流が印象的な作品です。 参考資料 http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=491 https://www.youtube.com/watch?v=eObza3hwkkA 関連作品 まんが日本昔ばなし「桃太郎」 まんが日本昔ばなし「カチカチ山」 まんが日本昔ばなし「金太郎」 その他 このお話について他に知りたいことがあれば、遠慮なく聞いてください。 ■記事へ行く きつねのあたん – まんが日本昔ばなし |
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