勘安ペロリ

まんが日本昔ばなし「勘安ペロリ」

あらすじ

昔々、小田原に勘安(かんあん)という力持ちで働き者の男が住んでいました。勘安は普段は気が弱いくせに、大好きな酒を飲むと気が大きくなるのが悪い癖でした。

ある年の秋、勘安は山に入り炭を焼いていました。すると、そこに小さな蛇が現れました。勘安は驚きながらも、蛇を捕まえて殺そうとします。しかし、蛇は素早く逃げ去ってしまいました。

腹を空かせた勘安は、酒を飲みながら炭焼き小屋で休憩していました。すると、さっきの蛇が再び現れました。酒で気が大きくなった勘安は、蛇を捕まえて食べようとします。

勘安は蛇に飛びつき、口の中に押し込もうとしました。すると、蛇が勘安の頭をペロリと舐めたのです。勘安は驚いて蛇を見ると、そこには見たこともない大きな大蛇がいました。

大蛇は勘安に、自分が山の神様であることを明かし、勘安を助けてくれたお礼に、力持ちになる秘伝を教えると約束しました。勘安は喜んで大蛇の言葉を聞き、力持ちになる秘伝を学びました。

そして、村に帰って力持ちになった勘安は、困っている人々を助け、村のヒーローとなりました。

教訓

「勘安ペロリ」は、調子に乗ってはいけないということを教えてくれるお話です。また、困っている人を助けようとする気持ちは大切だということを示唆しています。

その他

このお話は、全国各地に伝わる「蛇と人間」という民話の一つです。
まんが日本昔ばなしでは、このお話は第1909話で放送されました。
このお話は、ユーモラスなタッチで描かれた作品で、勘安の慌てぶりや、大蛇の優しさが印象的です。

参考資料

http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=494
https://www.youtube.com/watch?v=0g-j5XFrYWU

関連作品

まんが日本昔ばなし「桃太郎」
まんが日本昔ばなし「カチカチ山」
まんが日本昔ばなし「金太郎」

その他

このお話について他に知りたいことがあれば、遠慮なく聞いてください。
動画:



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田中長者のあらすじ

まんが日本昔ばなし「田中長者」

あらすじ

昔、九州の太宰府近くにある通古賀というところに、田中長者と呼ばれる大変な長者がいました。田中長者は、とても裕福でしたが、決して人に対して偉ぶるようなことはなく、村人や使用人たちから尊敬されていました。

ある日、田中長者は餅つき大会を開き、村人や旅人たちに餅を振る舞うことにしました。餅つき大会は大盛況で、餅がなくなりそうになったところ、なんとどこからともなく千人の大飯食らいが現れ、次々と餅を平らげていきました。

困った田中長者は、残りの餅を握り飯にして配ろうと決意します。そして、一人三つずつ握り飯を渡したところ、なんと三千個もの握り飯が必要になりました。しかし、田中長者は最後まで笑顔を絶やさず、村人や旅人たちに握り飯を配り続けました。

このお話の教訓

困っている人を助けることの大切さ
心の広さ
感謝の気持ち

このお話の重要性

「田中長者」は、困っている人を助けることの大切さや心の広さを教えてくれるお話です。また、感謝の気持ちの大切さも説いています。この話は、子どもから大人まで幅広い世代に読み継がれており、日本の文化や伝統を伝える役割も担っています。

その他

この話は、様々なメディアで取り上げられており、絵本、アニメ、映画など様々な形で楽しむことができます。
この話は、日本各地に似たような昔話が存在します。
太宰府市には、田中長者を祀った神社があります。


参考資料

まんが日本昔ばなし~データベース~ - 田中長者 https://www.youtube.com/watch?v=nKCKFEFNcOc
Wikipedia - まんが日本昔ばなし https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%BE%E3%82%93%E3%81%8C%E6%97%A5%E6%9C%AC%E6%98%94%E3%81%B0%E3%81%AA%E3%81%97


豆知識

田中長者は、実在の人物ではないとされていますが、このお話をもとにした民謡や落語などが存在します。
太宰府は、古くから九州の重要な拠点として栄えてきた場所です。


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田中長者 – まんが日本昔ばなし