お夏石

まんが日本昔ばなし「お夏石」

あらすじ

昔、小田原の近くの寄(やどろぎ)というところに、お夏という欲深い老婆が住んでいました。お夏は自分のものなら舌を出すほど大切にし、人の物も平気で横取りしてしまうほど強欲でした。

このあたりの土地は痩せていて、どの畑の里芋も育ちが悪かったのですが、なぜかお夏婆さんの里芋だけは丸々と太っていました。村人たちは不思議に思い、お夏婆さんの畑をこっそり観察していました。

ある晩、村人たちが見ていると、お夏婆さんは自分の畑に小便をしたのです。すると、不思議なことにお夏婆さんの小便がかかった里芋は石に変わってしまいました。

それからというもの、お夏婆さんの畑では何度芋を植えても、みんな石になってしまいました。村人たちは、この石芋のことを「お夏石」と呼んで、欲をかかないための戒めにしたのです。

このお話の教訓

欲張るとろくなことにならない
感謝の気持ちを忘れずに
正直に生きる

このお話の重要性

「お夏石」は、欲張るとろくなことにならないという教訓をユーモラスな語り口で教えてくれるお話です。また、感謝の気持ちや正直に生きることの大切さも説いています。この話は、子どもから大人まで幅広い世代に読み継がれており、日本の文化や伝統を伝える役割も担っています。

その他

この話は、様々なメディアで取り上げられており、絵本、アニメ、映画など様々な形で楽しむことができます。
この話は、日本各地に似たような昔話が存在します。
小田原は、古くから城下町として栄えてきた街です。

参考資料

まんが日本昔ばなし〜データベース〜 - お夏石 http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=503
Wikipedia - まんが日本昔ばなし https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%BE%E3%82%93%E3%81%8C%E6%97%A5%E6%9C%AC%E6%98%94%E3%81%B0%E3%81%AA%E3%81%97

豆知識

お夏石は、実際に存在する石ではありません。
寄(やどろぎ)は、神奈川県小田原市にある地名です。

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動画:



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山姥の毛のあらすじ

まんが日本昔ばなし「山姥の毛」

あらすじ

昔々、あるところに美しい黒髪を持つおもとという娘がいました。ある日、おもとが古井戸を覗き込むと、突然山姥が現れ、おもとの髪をむしり取ってしまいます。

髪を失ったおもとを哀れんだ神様は、おもとに代わりとなる美しい髪を与えます。しかし、山姥は嫉妬心から、おもとをさらってしまいます。

おもとを助けるために、神様は様々な動物たちを使いますが、山姥の恐ろしさにことごとく失敗してしまいます。

最終的に、神様は山姥の弱点であるネズミを出現させます。ネズミに怯えた山姥は、おもとを逃がし、自ら古井戸に飛び込んでしまいます。

教訓

「山姥の毛」は、美しいものに嫉妬する心や、傲慢な態度が招く災いを描いた物語です。山姥は、おもとの美しい髪を羨み、無理やり奪い取ろうとします。しかし、その結果、大切なものを失い、自ら滅亡してしまうのです。

この物語は、外見だけでなく、内面の美しさも大切にすることの重要性を教えてくれます。また、慢心せず、常に謙虚な態度でいることの大切さも説いています。

その他

「山姥の毛」は、まんが日本昔ばなしの中でも特に有名な話の一つです。
この話は、日本各地に伝わる山姥伝説を基にしています。
多くのバリエーションが存在し、地域によってストーリーや結末が異なる場合があります。


参考資料

http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=507
https://www.youtube.com/watch?v=soWhHoqFH7Q ■記事へ行く
山姥の毛 – まんが日本昔ばなし