鬼婆の羽織

まんが日本昔ばなし「鬼婆の羽織」

あらすじ

昔々、あるところに貧しいながらも優しい夫婦が暮らしていました。ある日、山で薪を拾っていた夫婦は、鬼婆に襲われてしまいます。鬼婆は夫婦を殺そうとしますが、夫が必死に助けを乞うと、鬼婆は条件付きで命を助けます。

その条件とは、娘のお民を鬼婆に嫁にやることでした。仕方なく、夫婦はお民を鬼婆のもとへ送り届けます。鬼婆は美しいお民を気に入り、大切に育てました。

しかし、ある日鬼婆は、お民に恐ろしい羽織を与えます。その羽織を着ると、お民はたちまち老婆の姿になってしまいます。鬼婆は、お民を永遠に自分の側に置き、美しい姿でいさせてはくれないのでした。

悲しみに暮れるお民でしたが、ある日八吉という優しい青年と出会います。八吉はお民の事情を知ると、鬼婆退治を決意します。八吉は鬼婆の屋敷に忍び込み、羽織を奪い取ると、お民を助け出します。

鬼婆は羽織を失い、怒り狂いますが、八吉の勇気には勝てません。鬼婆は退治され、お民と八吉は幸せに暮らしました。

教訓

「鬼婆の羽織」は、勇気や優しさの大切さを描いた物語です。主人公のお民は、鬼婆の策略によって老婆の姿になってしまいますが、八吉の助けによって救われます。

この物語は、どんな困難な状況でも希望を捨てずに、勇気を持って立ち向かうことの大切さを教えてくれます。また、優しさや思いやりが人を救う力を持つことも示しています。

その他

「鬼婆の羽織」は、まんが日本昔ばなしの中でも特に人気のある話の一つです。
この話は、全国各地に伝わる鬼婆伝説を基にしています。
多くのバリエーションが存在し、地域によってストーリーや結末が異なる場合があります。

参考資料

http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=510
https://www.youtube.com/watch?v=t9pXnQY04js

動画:



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檪木殿のあらすじ

「まんが日本昔ばなし」の「檪木殿(いちいのきどの)」は、伝統的な日本の民話の一つです。この物語は、自然と人間のつながりや、誠実さと信頼の大切さを描いています。

#あらすじ

檪木殿の由来
昔々、ある村に大きな檪の木がありました。この木は村人たちから「檪木殿」と呼ばれ、神聖な存在として崇められていました。村人たちはこの木に感謝し、毎年祭りを開いていました。

青年と檪木殿
ある日、一人の青年が村にやってきました。青年は旅の途中で疲れており、しばらく村に滞在することにしました。村人たちは親切にも彼を迎え入れ、檪木殿について話しました。青年は村人たちの話を聞いて、檪木殿に興味を持ちました。

檪木殿の守り神
青年は檪木殿のそばにいると、不思議な力を感じました。ある夜、夢の中で檪木殿の守り神が現れ、青年に「この木を守ってくれ」と頼みました。青年はその夢に感銘を受け、村に留まって檪木殿を守ることに決めました。

村の危機
しばらくして、村に大きな災難が降りかかりました。洪水が発生し、村は水浸しになってしまいました。しかし、檪木殿の周りだけは水が避けられており、村人たちはその場所に避難して命をつなぎました。青年は檪木殿の力を信じ、村人たちと協力して村を再建しました。

信頼と感謝
洪水が収まった後、村人たちは檪木殿と青年に感謝しました。村人たちは、檪木殿と青年の信頼と誠実さが村を救ったと信じ、さらに敬意を持って檪木殿を守り続けました。

#教訓

「檪木殿」の物語から得られる教訓は以下の通りです:

- 自然との共生:自然を尊重し、感謝することの重要性を教えています。
- 信頼と誠実さ:信頼と誠実さが人々を救い、困難を乗り越える力となることを示しています。
- 共同体の力:村人たちが協力し合うことで、災難に立ち向かい、再び立ち上がることができるというメッセージが込められています。

#まとめ

「檪木殿」は、自然と人間の関係、信頼と誠実さの力、そして共同体の重要性を描いた物語です。この昔話は、自然への感謝と敬意、困難に立ち向かう勇気と協力の大切さを教えています。村と檪木殿を守り続ける青年の姿は、子どもたちに対して、信頼と誠実さが持つ力を伝える、感動的で教訓的なエピソードです。 ■記事へ行く
檪木殿 – まんが日本昔ばなし