やってきた二つの島

まんが日本昔ばなし「やってきた二つの島」

あらすじ

昔、あるところに海辺の村に暮らす庄屋さんがいました。庄屋さんは、静かな暮らしを好んでいました。

ある朝、庄屋さんが釣りに出かけると、なんと一晩のうちに二つの島が海に浮かんでいました。驚いた庄屋さんは、島がやって来たことを村人に知らせます。

島がやって来たことを知った村人たちは、大勢で島を見物にやってきます。島には珍しい動物や植物がたくさんいて、村人たちは大喜びします。

しかし、庄屋さんは、島がやって来たことで村が騒がしくなるのが嫌でした。そこで、庄屋さんは大きな扇を持ってきて、「よその海へ行ってくれぇ、そーれそーれ」と言いながら島に向かってあおぎはじめます。

すると、やってきた二つの島は静かに沖へと動き出し、長浜の海辺へと移動していきました。長浜の村人たちは大喜びし、いつまでも大勢の見物人を集めて村はますます繁盛しました。

教訓

自分の意見を主張すること
困っている人を助けること
変化を受け入れること

その他

この話は、全国各地に様々なバリエーションで伝承されています。
まんが日本昔ばなしでは、市原悦子さんが庄屋さんの語り手、常田富士男さんが村人の語り手を務めています。
この話は、現在も多くの子供たちに愛されています。

参考資料

http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=559
https://www.youtube.com/watch?v=S0jLSWxOAZY

感想

「やってきた二つの島」は、ユーモアと教訓のあるお話です。庄屋さんの葛藤と島の移動を通して、自分の意見を主張することや変化を受け入れることの大切さを学ぶことができます。また、この話は、日本の自然や海辺の暮らしに触れる機会にもなります。子供から大人まで楽しめる、心温まる作品と言えるでしょう。
動画:



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大平さまの矢のあらすじ

まんが日本昔ばなし「大平さまの矢」

あらすじ

昔、茨城県の立木(たつき)という所に、大平さまと呼ばれる弓の名人が住んでいました。大平さまは百発百中の腕前を持ち、村人から尊敬されていました。

ある日、村人が数人集まって大平さまの噂話をしていると、一人の村人が「大平さまに引けぬ弓はない。」 と言い出した。すると、これを聞いたもう一人の村人が、竹を数本縄で束ねた巨大な弓を持って来たのです。

大平さまは巨大な弓を手に取り、矢を番にしました。そして、力強く弓を引いて矢を放ちました。矢は勢いよく空を飛び、遥か遠くまで飛んで行きました。

村人たちは、矢の行方を探して歩いたが、矢はなかなか見つかりません。もうかれこれ二十町も歩いたかという時、村人の一人が山の中で、幹に大穴を開けた木を見つけたのです。大平さまの矢は木を突き抜けて、まだ遠くへ飛んで行ったのだ。

大平さまの百発百中の腕前を目の当たりにした村人たちは、大いに驚きと感心しました。そして、大平さまをさらに尊敬するようになったのです。

教訓

努力することの大切さ
自分の才能を磨くことの大切さ
人からの信頼を大切にすること

その他

この話は、茨城県立木町に伝わる民話です。
まんが日本昔ばなしでは、市原悦子さんがナレーションを務めています。
この話は、現在も多くの子供たちに愛されています。

参考資料

http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=565
https://www.youtube.com/watch?v=yaCWD-7qyrM

感想

「大平さまの矢」は、大平さまの弓の腕前を描いた痛快な作品です。大平さまの矢が遠くまで飛んでいく様子は、見ている人をワクワクさせてくれます。また、この話は、努力することの大切さや、自分の才能を磨くことの大切さも伝えています。子供から大人まで楽しめる、爽快な作品と言えるでしょう。 ■記事へ行く
大平さまの矢 – まんが日本昔ばなし