まんが日本昔ばなし「大平さまの矢」
あらすじ
昔、茨城県の立木(たつき)という村に、大平さまと呼ばれる弓の名人が住んでいました。大平さまは、百発百中の腕前を持つ弓の名人として知られており、村人たちは大平さまを尊敬していました。
ある日、村人たちが大平さまの噂話をしていると、一人の村人が「大平さまに引けぬ弓はない。」と自慢げに言いました。すると、これを聞いたもう一人の村人が、竹を数本縄で束ねた巨大な弓を持ち出してきたのです。
村人たちは、大平さまが巨大な弓を射る様子を興味津々に眺めていました。大平さまは矢をつがえ、力強く弓を引きました。すると、矢は勢いよく空を飛び、遥か遠くへと飛んでいきました。
矢は、山を越え、川を渡り、田んぼを越えて飛んで行きました。村人たちは、矢の行方を探して歩いたのですが、矢はなかなか見つかりませんでした。もうかれこれ二十町も歩いたかという時、村人の一人が山の中で、幹に大穴を開けた木を見つけたのです。
大平さまの矢は木を突き抜けて、まだ遠くへ飛んで行ったのだ。村人たちは、大平さまの弓の腕前に改めて感嘆し、大いに喜びました。
教訓
努力することの大切さ
謙虚さを忘れないこと
周りの人のことを考えること
その他
この話は、全国各地に様々なバリエーションで伝承されています。
まんが日本昔ばなしでは、市原悦子さんがナレーションを務めています。
この話は、現在も多くの子供たちに愛されています。
参考資料
http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=565
https://www.youtube.com/watch?v=yaCWD-7qyrM
感想
「大平さまの矢」は、努力と友情を描いた心温まるお話です。大平さまの弓の腕前を通して、努力することの大切さや、謙虚さを忘れないことの大切さを学ぶことができます。また、この話は、周りの人のことを考えることの大切さも伝えています。子供から大人まで楽しめる、普遍的なテーマを持った作品と言えるでしょう。
動画:
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