河童の雨ごい

まんが日本昔ばなし「河童の雨ごい」

あらすじ

むかしむかしあるところに、森に囲まれた小さな村がありました。その村では、長年雨が降らず、干ばつが続いていました。村人たちは困り果て、雨乞いの儀式を行ったり、神様にお祈りしたりしましたが、一向に雨が降りません。

そんなある日、村に一匹の河童が現れました。河童は、村人たちに雨を降らせることができると申し出ます。村人たちは藁にもすがる思いで、河童に雨乞いを頼みます。

河童は、何日も何日も雨乞いを続けました。水も飲まなければ、食べ物も食べません。しかし、雨が降る気配はありません。

村人たちは、だんだん河童を疑い始め、文句を言い始めます。しかし、河童は決して諦めず、雨乞いを続けました。

そして、とうとう何日も経った後、ようやく雨が降り始めました。村人たちは大喜びし、河童に感謝の言葉を述べます。

しかし、河童は雨乞いの疲れで力尽き、そのまま亡くなってしまったのです。

村人たちは、河童の死を悲しみ、河童のために小さな墓を建てました。そして、その墓はいつしか「河童塚」と呼ばれるようになり、村人たちは河童の恩義を忘れないために、毎年お供えをするようになったのです。

教訓

人を信じることは大切。
約束は必ず守る。
命の大切さを忘れない。

その他

この話は、日本各地に伝わる似たような昔話をもとに作られています。
河童は、古くから日本人に親しまれている妖怪であり、様々な民話や伝説に登場します。
この物語は、約束を守る大切さ、命の大切さ、そして感謝の気持ちの大切さについて考えさせられます。

まんが日本昔ばなし「河童の雨ごい」のデータベース

http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=61

まんが日本昔ばなし「河童の雨ごい」の動画

https://www.youtube.com/watch?v=KrSE4Rwg6hc

関連情報

河童: <a href="無効な URL を削除しました]
昔話: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%94%E8%A9%B1
約束: https://ejje.weblio.jp/content/%E7%B4%84%E6%9D%9F%E3%82%92%E5%AE%88%E3%82%8B

この物語は、約束を守る大切さ、命の大切さ、そして感謝の気持ちの大切さについて考えさせられる深い内容となっています。ぜひ一度読んでみてください。
動画:



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耳なし芳一のあらすじ


  1. **昔、下関の阿弥陀寺に、盲目の琵琶法師である芳一が住んでいた**。

  2. 芳一は、幼い頃から琵琶の才能に恵まれ、特に**壇ノ浦の合戦の弾き語りが非常に上手かった**。

  3. ある夏の夜、芳一は**身分の高い者の使い**に呼ばれ、屋敷で琵琶を演奏した。

  4. **屋敷には大勢の人がいて、芳一の演奏にむせび泣いていた**。

  5. **女の声**が、芳一に三日間続けて演奏してほしいと頼んだが、**このことは誰にも内緒にするように**と告げた。

  6. 寺に戻った芳一は、**和尚に問い詰められても、約束を守って何も話さなかった**。

  7. 和尚は、芳一が**夜な夜な出かけるのを不審に思い、寺男に尾行**させた。

  8. 寺男は、**安徳天皇の墓の前で琵琶を弾く芳一**を見つけた。

  9. 和尚は、芳一が**平家の亡霊に取り憑かれている**ことを知り、**芳一の全身に経文を書いた**。

  10. 和尚は、**誰が話しかけても決して返事をしてはならない**と芳一に言い聞かせた。

  11. その夜、**亡霊が芳一を迎えに来たが、経文のおかげで姿が見えなかった**。

  12. しかし、**耳にだけ経文を書き忘れたため、亡霊は芳一の耳をもぎ取って帰った**。

  13. 朝、和尚は**両耳を失った芳一**を見つけ、手当てをした。

  14. **耳を失った芳一は、亡霊に悩まされることはなくなり**、琵琶の評判はますます高まり、**「耳なし芳一」**と呼ばれるようになった。

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耳なし芳一 – まんが日本昔ばなし