おにのたまご

まんが日本昔ばなし「おにのたまご」

あらすじ

昔々、あるところに、太郎べえという男がいました。太郎べえは、都見物をしたいと思い、旅に出ました。

旅の途中、太郎べえは大きな寺を見つけました。寺の中に入ると、たくさんの人だかりができていました。人だかりを見てみると、大きな卵が置かれていました。

卵には、黒い斑点がたくさんついていました。人々は、その卵を鬼の卵だと言っていました。

太郎べえは、鬼の卵を見つけて怖くなり、卵を踏み潰してしまいました。すると、卵から小さな鬼が生まれてきました。

生まれた鬼は、太郎べえに襲いかかりました。太郎べえは、鬼に追いかけられ、逃げ惑いました。

そして、やっとのことで鬼から逃げ切ることができました。

教訓

「おにのたまご」は、思い込みの怖さを描いた物語です。太郎べえは、卵を鬼の卵だと思い込んで、卵を踏み潰してしまいました。

その結果、鬼を生み出してしまい、命の危険にさらされました。

この物語は、私たちに大切なことを教えてくれます。それは、物事をよく見極め、思い込みで判断しないことが大切だということです。

また、この物語は、命の大切さも教えてくれます。太郎べえは、鬼に襲われて命の危険にさらされました。

このことから、命は一つしかない大切なものであり、大切にしなければならないことがわかります。

その他

「おにのたまご」は、全国各地に伝わる昔話です。
まんが日本昔ばなしでは、第610話で放送されました。
この話は、民話研究者によって様々な分析がされています。例えば、鬼の卵を人間の心の闇の象徴として分析したり、物語に込められた人間の弱さに対する警鐘を考察したりするなど、様々な視点から研究されています。

参考資料

http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=610
YouTube「【まんが日本昔ばなし】 おにのたまご (おにのたまご - YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=RrxVQ79M_As

その他

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がっと嫁入りのあらすじ

まんが日本昔ばなし「がっと嫁入り」

あらすじ

昔、あるところに平与門という貧しい男と息子の太郎が暮らしていました。ある日、庄屋の家に婚礼があった帰り道、平与門は太郎に良い嫁をもらってやると約束します。

しかし、平与門は貧しく、なかなか嫁を見つけることができませんでした。

そんなある日、雨の中を一人の娘が平与門の家を訪ねてきました。娘は近所の熊野の出身で、よく働き、飯も食わないので、嫁にしてほしいと頼みます。

平与門は娘の申し出を受け入れ、太郎と娘は結婚します。

娘は非常に働き者で、家計を助けてくれました。また、近所の人々とも仲良くし、評判の良い嫁となりました。

ある日、太郎が病気になってしまいます。娘は懸命に太郎の看病をし、薬草を探しに山に入ります。

山の中で娘は仙人に出会い、仙人の薬のおかげで太郎は病を癒すことができました。

その後、太郎と娘は幸せに暮らしました。

このお話の教訓

誠実な人は必ず幸せになれる
困っている人を助けると、自分も助けられる
夫婦は協力して支え合うことが大切

まんが日本昔ばなしでの演出

まんが日本昔ばなしでは、このお話は温かみのあるタッチで描かれています。娘の働きぶりや、太郎と娘の絆などが丁寧に表現されています。

また、娘が薬草を探しに山に入るシーンは、ハラハラドキドキする展開となっており、子供たちも楽しめる作品となっています。


参考資料

http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=616
https://www.youtube.com/watch?v=sQw0TSEYE0w


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