春日様の握り飯

「まんが日本昔ばなし」の「春日様の握り飯」は、奈良県桜井市を舞台とした昔話です。

あらすじ

昔、奈良県桜井市にある村には、毎年春になると大雨が降り、洪水が起こるという悩みがありました。

ある年、村人たちは村の鎮守である春日大社に雨乞いをしました。すると、真っ白な大鹿に乗った春日様が地上に降り立ち、白米を供えるように告げました。

村人たちは早速、たくさんの米を炊いて春日様に供えました。すると、供えた米を食べていた春日様と、大ナマズとの闘いが始まりました。

しかし、春日様は徐々に追い詰められていきます。そこで春日様は、村人たちに大きな握り飯を作るように頼みました。

村人たちは力を合わせて大きな握り飯を作り、春日様に投げ渡しました。春日様はその握り飯を食べると、力を取り戻し、大ナマズを退治することに成功しました。

その後、村には洪水が起こらなくなり、人々は平和に暮らすことができました。

このお話の教訓

困難な状況に直面したときも、諦めずに力を合わせれば、乗り越えることができる。
神様への感謝の気持ちを忘れずに、供物を捧げることは大切である。

その他

このお話は、奈良県の民話である「春日大社縁起」を基に、脚色されています。
「まんが日本昔ばなし」では、第701話として放送されました。
https://m.youtube.com/watch?v=oiXu07bNqyw では、このお話のアニメーションを見ることができます。

このお話は、奈良県の歴史や文化を伝える、貴重な資料としても評価されています。

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動画:



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仙人のおしえのあらすじ

まんが日本昔ばなし「仙人のおしえ」

あらすじ

昔々、あるところに母親の目を治すために仙人の教えを求める孝行息子「吾一」という若者がいました。夢のお告げに従い、吾一は険しい山奥にある仙人の住処を訪れます。

厳しい試練を乗り越えた吾一は、仙人から三つの教えを受けます。

一つ目は、どんな困難にも負けずに、最後まで諦めないこと。
二つ目は、周りの人々に感謝の気持ちを忘れず、親切にすること。
三つ目は、自然を大切にし、命あるものをいたわること。

これらの教えを守れば、母親の目が治ると約束した仙人。吾一は教えを守り、母親の目を治すことに成功します。

このお話の教訓

困難に立ち向かう勇気と、最後まで諦めない強い意志を持つことの大切さを教えてくれます。
周りの人々に感謝の気持ちを持ち、親切にすることで、自分も幸せになれることを伝えています。
自然と共存し、命あるものを尊重することの重要性を訴えています。

エピソードの補足

このお話は、全国各地に伝わる孝行息子に関する民話の一つと考えられています。
仙人は、知恵と慈悲の象徴として描かれることが多いです。
このお話に登場する吾一は、母親への深い愛情と、強い意志を持つ人物として描かれています。

「仙人のおしえ」は、親子愛、勇気、そして感謝の気持ちをテーマにした、心温まるお話です。ぜひ、一度読んでみてください。

参考資料

http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=707
まんが日本昔ばなし 2024 Vol 4 仙人のおしえ 仙人のおしえ – まんが日本昔ばなし