まんが日本昔ばなし「蜘蛛女」
あらすじ
昔々、あるところに旅の行商人がいました。旅の途中、彼は一匹の女郎蜘蛛を助けます。その後、行商人はとある村にたどり着き、そこで旅芸人の女と出会います。二人は意気投合し、夜遅くまで飲み明かします。
しかし、夜が更けると、旅芸人の女は巨大な女郎蜘蛛に変身し、行商人を襲い始めます。行商人は必死に抵抗しますが、女郎蜘蛛の力は強く、とうとう命を落としてしまいます。
その後、女郎蜘蛛は村の若者たちに次々と襲い掛かります。村人たちは恐怖に震え、どうすることもできませんでした。
その時、旅の途中で村に立ち寄った一人の若者が、女郎蜘蛛を退治しようと決意します。若者は女郎蜘蛛の弱点である火を恐れることを知り、村人たちに松明を作って燃やすように指示します。
松明の炎に包まれた女郎蜘蛛は苦しみ、ついに元の姿に戻ります。しかし、女郎蜘蛛は村人たちに許されず、村を去ってしまいます。
このお話の教訓
人の見た目だけで判断してはいけません。
困った時は、周りの人に助けを求めましょう。
勇気と知恵を持って困難に立ち向かうことが大切です。
エピソードの補足
このお話は、日本各地に伝わる女郎蜘蛛の伝説が元になっています。
このお話に登場する女郎蜘蛛は、美しい女性に化けて男を誘惑し、命を奪うという恐ろしい妖怪として描かれています。
火は女郎蜘蛛の弱点を表しており、悪を退治する象徴と考えられています。
「蜘蛛女」は、人間の心の闇と、それに対抗する勇気と知恵を描いた、奥深いお話です。ぜひ、一度読んでみてください。
参考資料
http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=1350
まんが日本昔ばなし 2023 # 2309 <a href="無効な URL を削除しました]
動画:
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八橋のあらすじまんが日本昔ばなし「八橋」あらすじ 昔々、まだ八橋が野路の宿と呼ばれていた頃の話です。野路の宿には、心優しい娘おみのがいました。おみのは尼僧院によく遊びに行き、尼さんたちから可愛がられていました。 ある日、おみのは尼僧院で美しい八つの橋を描いた絵を見つけました。おみのはその絵に魅了され、いつか自分もこんな橋を作りたいと思うようになりました。 それから数年後、おみのは医師のもとに嫁ぎ、二人の男の子にも恵まれました。しかし、夫は若くして亡くなり、おみのは女手一つで子供たちを育てなければならなくなりました。 生活は苦しく、屋敷を売り払い小さな家に移り住んだおみのは、それでも八つの橋を作る夢を諦めませんでした。そして、毎晩少しずつお金を貯め、ついに八つの橋を架けることができました。 おみのは橋を架けた場所に小さな茶屋を開き、旅人たちに茶やお菓子を提供しました。旅人たちは美しい橋と優しいおみのに感謝し、茶屋は繁盛しました。 そして、おみのは橋を架けた場所を「八橋」と名付けました。それが、現在の京都市にある八橋の由来と言われています。 このお話の教訓 夢を諦めずに努力すれば、必ず願いは叶うという希望を与えてくれます。 優しさと思いやりを持って人々と接することで、幸せな人生を送ることができるという教訓も含まれています。 困難な状況でも、希望を持ち続けることの大切さを教えてくれます。 エピソードの補足 このお話は、京都市にある八橋に伝わる伝説が元になっています。 八橋は、京都市左京区にある鴨川にかかる橋で、桜の名所としても有名です。 このお話に登場するおみのは、強い意志と行動力を持つ人物として描かれています。 「八橋」は、夢と希望、そして人の優しさを描いた、心温まるお話です。ぜひ、一度読んでみてください。 参考資料 http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=705 https://www.youtube.com/watch?v=Iyy-6PobUjY ■記事へ行く 八橋 – まんが日本昔ばなし |