白べん黒べん

まんが日本昔ばなし「白べん黒べん」

あらすじ

昔、高知県宿毛市(現・宿毛市)の山奥に、猟師の権太とその妻、そして白黒の二匹の犬を飼っていました。

権太は白黒の犬を「白べん」と「黒べん」と呼び、大切に育てていました。白べんは優れた猟犬で、いつも多くの獲物を捕まえてきました。一方、黒べんは臆病な性格で、獲物を捕まえることはほとんどありませんでした。

ある日、権太は白べんを連れて山へ猟に出かけました。しかし、その日は獲物が全く取れず、日が暮れてしまいました。権太は仕方なく、白べんを置いて一人で家へ帰りました。

白べんは取り残されたことに気づき、心配になった黒べんを探しに出かけます。しかし、黒べんも見つからず、白べんは真っ暗な山の中で途方に暮れてしまいます。

夜が更け、白べんは大きな蛇に襲われてしまいます。白べんは必死に抵抗しますが、蛇の力は強大で、白べんは徐々に追い詰められていきます。

その時、黒べんが現れ、蛇に飛びかかります。黒べんは普段の臆病な性格とは打って変わり、勇敢に蛇と戦いました。白べんも黒べんの助けを得て、なんとか蛇を退治することができました。

二匹の犬は、怪我をしながらも家へと帰りました。権太は白べんと黒べんの勇気を称え、二匹の犬をさらに大切に育てることを決意しました。

教訓

この作品は、勇気と友情の大切さを教えてくれます。また、普段は弱く見える者でも、いざという時に力を発揮することがあるという教訓も含まれています。

その他

この話は、高知県宿毛市周辺に伝わる民話として知られています。
白べんと黒べんは、実際にいた犬の名前と言われています。
勇気と友情は、どんな困難も乗り越えられるという教訓は、多くの昔話に見られる共通点です。

参考資料

http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=759
https://www.youtube.com/channel/UCdn5BQ06XqgXoAxIhbqw5Rg/join

このお話が、あなたの心に何かしらの教訓を与えてくれることを願っています。
動画:


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蛸屋加左ヱ門のあらすじ

まんが日本昔ばなし「蛸屋加左ヱ門」

あらすじ

昔ある海辺の村に、小さい子供とばあさんが2人で暮らしていました。2人は大変貧しかったので、毎日たこばかり食べていたため「たこやかざえもん」と呼ばれていました。

ある日、たこやかざえもんが浜辺でたこを取っていると、小判が何枚もついている昆布を見つけたのです。たこやかざえもんは、この金を使って嫁をもらおうと考え、身なりを整えて大金持ちの家を訪ねました。

娘さんを嫁にほしいと言うと、お金を持った優しい人ならよいという返答をもらいました。娘がほしいばっかりにたこやかざえもんは、自分は金持ちだと身分を偽ってしまったのです。

しかし、数え切れないほどの嫁入り道具を持った娘がやってきた時、たこやかざえもんは身分を偽ったことに気がとがめてきたのです。

結末

娘に真実を話すと、娘は怒らずにこう言いました。「お金持ちかどうかは関係ありません。大切なのは、あなたが優しい人かどうかです。」

たこやかざえもんは、娘の言葉に心を打たれ、真実を村の人々に打ち明けました。村の人々は、たこやかざえもんの正直さに感銘を受け、2人を祝福しました。

たこやかざえもんと娘は、幸せに暮らしました。

教訓

この作品は、正直に生きることの大切さを教えてくれます。また、お金よりも心の優しさの方が大切だということを示唆しています。

その他

この話は、全国各地に様々なバリエーションで伝わっています。
主人公の名前は、地域によって異なります。
正直に生きることが幸せにつながるという教訓は、多くの人にとって役立つでしょう。


参考資料

http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=765
https://www.youtube.com/watch?v=a-LSxgezbYc


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蛸屋加左ヱ門 – まんが日本昔ばなし