まんが日本昔ばなし「赤い椀」
あらすじ
昔々、あるところに、おせんという少女と、母親が暮らしていました。おせんと母親は、貧しい暮らしをしていましたが、仲良く幸せに暮らしていました。
ある日、おせんと母親は、山菜を採りに山へ行きました。山菜を採っていると、おせんは草むらの中に赤い椀を見つけました。
赤い椀は、とても美しいものでした。おせんは、赤い椀を家に持ち帰りたいと思いました。
しかし、母親はこう言いました。
「おせん、山で得体の知れないものを拾ってはいけません。」
おせんは、母親の言葉を聞き、赤い椀を拾うのを諦めました。
山菜を採り終えたおせんと母親は、家路につきました。すると、おせんは草むらの中に赤い椀があるのを見つけました。
おせんは、赤い椀が気になって仕方がありませんでした。そして、おせんは赤い椀を拾い上げてしまいました。
すると、何とも怪しい風が吹き、風の中から不思議な声が聞こえてきました。
声は、こう言いました。
「ありがとう。お前は心優しい子だ。この椀は、お前を幸せにしてくれるだろう。」
そう言うと、声は消えてしまいました。
おせんは、赤い椀を持って家に帰りました。そして、おせんは赤い椀からご飯を食べました。
すると、ご飯はどんな美味しさにも勝る美味しさでした。おせんは、今まで食べたことがないくらい美味しいご飯を食べました。
おせんは、母親に赤い椀のことを話しました。母親は、おせんの話を聞き、赤い椀がただの椀ではないことに気づきました。
母親は、おせんにこう言いました。
「おせん、この椀はきっと、神様からの贈り物なのだろう。大切に使わなければいけない。」
おせんは、母親の言葉を聞き、赤い椀を大切に使うことにしました。
それからというもの、おせんと母親は、赤い椀のおかげで、幸せな暮らしを送ることができました。
教訓
この作品は、心優しい人は幸せになれるということを教えてくれます。また、神様への感謝の気持ちを忘れないことが大切だということを示唆しています。
その他
この話は、全国各地に様々なバリエーションで伝わっています。
赤い椀は、神様からの贈り物として描かれています。
心優しい人は幸せになれるというのは、多くの人にとって励みになる教訓でしょう。
参考資料
http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=784
https://www.youtube.com/watch?v=yTOWkbMw9g4
このお話が、あなたの心に何かしらの教訓を与えてくれることを願っています。
動画:
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孝行猿のあらすじまんが日本昔ばなし「孝行猿」あらすじ 昔々、信州の上伊那(かみいな)のある山奥に、勘助(かんすけ)という猟師がおりました。勘助は、妻に先立たれ、一人息子である与三松(よそまつ)を大切に育てておりました。猟師といっても冬の間だけであって、普段は畑仕事をしていました。 ある年、旱(ひでり)がおこり、畑の作物が残らず枯れてしまいました。村人たちは困窮し、勘助もまた生活に困窮するようになりました。 そして冬になり、はやる気持ちを抑えきれず、夜明けを待たずに猟に出かけました。ところが獲物がどこにもおらず、必死で山の中を歩き続けていると、一匹の猿が木の間で吹雪から身を守るようにうずくまっているのを見つけました。普段は猿など捕らない勘助でしたが、この時ばかりは猿を撃ち落としました。 家に帰った勘助は、猿を囲炉裏に吊るし、床に就いた。その夜、物音で目を覚ました勘助は、囲炉裏の周りに集まる3匹の子猿の姿を目にする。子猿たちは、母親を探しているようでした。 勘助は、子猿たちを哀れに思い、母親の猿を助けてあげようと考えました。そして、勘助は猿の毛皮を剥ぎ、猿の肉を鍋に入れて煮込みました。子猿たちは、母親の猿の匂いにつられて囲炉裏に近づいてきました。そして、子猿たちは鍋の煮込み料理を食べ始めました。 子猿たちは、母親の猿の代わりに勘助を慕うようになりました。そして、子猿たちは勘助の家に住み着き、家事の手伝いをしたり、畑仕事を手伝ったりするようになりました。 勘助は、子猿たちの助けもあって、生活を立て直すことができました。そして、勘助と子猿たちは、いつまでも仲良く暮らしました。 教訓 この作品は、動物にも思いやりを持つことの大切さを教えてくれます。また、家族の絆の大切さも示唆しています。 その他 この話は、全国各地に様々なバリエーションで伝わっています。 動物にも思いやりを持つことは、多くの人にとって大切な心構えでしょう。 参考資料 http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=790 https://www.youtube.com/post/UgkxnPjUWwRt12XWt1dRTsairzz6dSQlhffe このお話が、あなたの心に何かしらの教訓を与えてくれることを願っています。 ■記事へ行く 孝行猿 – まんが日本昔ばなし |
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