桃太郎とは、川から流れてきた桃の中から生まれ、犬、猿、キジを連れて鬼ヶ島へ行き、鬼を退治して宝を持ち帰る日本の昔話、またはその主人公のこと

桃太郎ももたろうとは?

桃太郎とは、
川から流れてきた桃の中から生まれ、犬、猿、キジを連れて鬼ヶ島へ行き、鬼を退治して宝を持ち帰る日本の昔話、またはその主人公のことです。

桃太郎のあらすじ

昔々、ある村におじいさんとおばあさんが住んでいました。おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。ある日、おばあさんが川で洗濯をしていると、大きな桃が流れてきました。おばあさんはその桃を家に持ち帰り、おじいさんと一緒に食べようとしました。

ところが、桃を割ってみると、中から元気な男の赤ちゃんが現れました。子供のいないおじいさんとおばあさんは大喜びし、その子を「桃太郎」と名付けて大切に育てました。

やがて桃太郎は立派な若者に成長し、ある日、村を困らせている鬼たちを退治する決心をしました。おじいさんとおばあさんは桃太郎のためにきびだんごを作り、旅の準備をしました。

桃太郎は旅の途中で、犬、猿、雉(きじ)の三匹の動物に出会います。それぞれの動物たちは、桃太郎からきびだんごをもらい、鬼退治の仲間として加わることを約束しました。

桃太郎と動物たちは鬼ヶ島に渡り、鬼たちと戦いました。勇敢な戦いの末、桃太郎たちは鬼たちを打ち負かし、鬼が奪った宝物を取り戻しました。そして、村に帰り、みんなで幸せに暮らしました。

桃太郎の良い点、悪い点

良い点 悪い点
  • 正義感と勇気: 桃太郎は鬼ヶ島に向かうことで、村人たちを守るために立ち上がります。彼の行動は、正義を貫く勇気を象徴しています。多くの人々は彼を英雄視し、悪に立ち向かう姿勢を称賛しています。
  • 仲間との協力: 桃太郎は犬、猿、キジを仲間にし、共に鬼と戦います。この協力関係は、チームワークや友情の重要性を教えてくれます。
  • 盗人としての側面: 一部の解釈では、桃太郎が鬼から宝物を奪う行為は盗みと見なされることがあります。
  • 暴力的な解決策: 桃太郎が鬼を攻撃する場面では、暴力による解決が強調されており、この点が教育的には問題視されることがあります。特に現代社会では、暴力ではなく対話や理解による解決が求められています。

桃太郎についてよくある質問

桃太郎はなぜこの三匹を仲間にしたのか?

桃太郎の物語は、子どもたちに「智(知恵)」「仁(思いやり)」「勇(勇気)」という三つの徳を教えるための寓話でもあります。犬は忠誠心を、猿は知恵を、キジは勇気を象徴しており、これらの特性を持つ動物たちを通じて、子どもたちに大切な価値観を伝える役割を果たしています。

桃太郎の物語にはどんな教訓があるのか?

桃太郎の物語は、勇気や友情、正義感の重要性を教えています。彼が鬼を退治する過程で、仲間との協力や困難に立ち向かう姿勢が描かれており、これらは子どもたちにとって大切な価値観となっています。

桃太郎の元ネタは?

岡山県に伝わる、吉備津彦命が鬼の温羅を退治したという伝説が、桃太郎の原型になったという説が最も有力です。

きびだんごの「きび」とは何ですか?

きびだんごの「きび」は、「黍(きび)」という穀物を指します。黍はイネ科の一年草で、古くから日本や中国で栽培されてきました。黍は、米や小麦とは異なる独特の風味を持っており、きびだんごはその風味を生かした和菓子です。

桃太郎の歌は誰が作った?

桃太郎の歌は、作詞者が不詳である一方、作曲は岡野貞一によって行われました。この童謡は1911年(明治44年)に初めて文部省の教科書『尋常小学唱歌(一)』に掲載され、以来日本の子供たちに広く親しまれています。

桃太郎とさるかに合戦を比較

「桃太郎」と「さるかに合戦」は、日本の有名な昔話です。それぞれの話の概要と主要な要素を比較して表にまとめます。

項目 桃太郎 さるかに合戦
主人公 桃太郎(桃から生まれた少年) 蟹(カニ)
鬼(鬼ヶ島の鬼) 猿(サル)
出発の理由 村を守るため、鬼退治に出発 サルの裏切りと攻撃に対する復讐
仲間 犬、猿、キジ 栗、臼、蜂、牛糞
アイテム きびだんご なし
結末 鬼を倒し、宝物を持ち帰る サルを懲らしめ、平和を取り戻す
メッセージ 勇気と正義の力 正義と復讐、協力の重要性
子供への教訓 団結の力、正義の重要性 団結の力、正義と復讐の重要性

両方の話は勇気や正義、協力の重要性を子供たちに伝える内容となっています。

桃太郎から得た教訓を転職に活かす方法

行動力の重要性

桃太郎は鬼退治を決意し、自ら行動を起こしました。この行動力は、転職活動においても新しい職場での挑戦を恐れずに受け入れる姿勢として活かせます。新しい環境に対する好奇心を持ち、自分のスキルや経験を活かして新たな挑戦を受け入れることが求められます。

責任感の大切さ

桃太郎は自分の言動に責任を持ち、鬼退治を最後までやり遂げました。転職先でも、与えられた役割を最後までやり遂げる責任感が信頼を得るために重要です。

チームワークの重要性

桃太郎は犬、猿、キジと協力し、それぞれの特性を活かして鬼を退治しました。転職先でも、異なる特性を持つ同僚と協力し、チームとしての成果を上げることが求められます。

善行と社会貢献

桃太郎は鬼退治を通じて村の平和を取り戻しました。転職活動においても、自分の仕事がどのように社会に貢献できるかを考えることが重要です。

他者との関係構築

桃太郎は仲間になる条件としてキビ団子を与えましたが、この行為は相手との良好な関係を築くための第一歩でした。転職活動でも、面接官や新しい同僚とのコミュニケーションが鍵となります。

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夢を買うのあらすじ


  1. 落ちぶれた商人と絵描きが、大きな木の下で出会います。

  2. 絵描きがうたた寝をし、不思議な夢を見ます。その夢の内容は、山を越えたところに長者の屋敷があり、庭に白い花の咲く椿の木があって、その根元を掘ると黄金が出てくるというものでした。

  3. 商人は絵描きからその夢を買い、お金を渡します。

  4. 商人は夢に出てきた屋敷を探し出し、住み込みで働くことになります。

  5. 春になり椿の花が咲きますが、全て赤い花でした。

  6. 商人は諦めずに次の年まで待ちます。

  7. 翌年、赤い花の中に一本だけ白い花が咲いている椿の木を見つけます。

  8. 白い花の咲く椿の根元を掘ると、夢の通り黄金の入った壺が出てきます。

  9. 商人はそのお金を屋敷の主人と分け、それを元に商売を始め、大成功しました。

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