惚れぐすり

まんが日本昔ばなし「惚れぐすり」

あらすじ

むかしむかしあるところに、茂平という気の弱い大工の若者がいました。茂平は米問屋の娘お米に惚れていましたが、告白する勇気がありませんでした。

ある日、茂平は親友の熊五郎から「惚れぐすり」という不思議な薬をもらいます。惚れぐすりをかけられた人は、その人に惚れてしまうという薬です。

茂平はお米に惚れぐすりをかける決意をします。茂平はお米を待ち伏せし、惚れぐすりをかけようとします。しかし、惚れぐすりはお米ではなく、偶然通りかかったお婆さんに命中してしまいます。

お婆さんは茂平に惚れてしまい、茂平の家に入り込んでしまいます。茂平は困り果て、熊五郎に助けを求めます。

熊五郎はお婆さんに別の惚れぐすりをかけて、茂平を好きではないと思い込ませます。すると、お婆さんはあっさり茂平の家を出ていきます。

しかし、今度は惚れぐすりがお米のペットの犬に命中してしまいます。犬は茂平に惚れてしまい、茂平にまとわりついて離れません。

茂平は再び熊五郎に助けを求めます。熊五郎は犬に惚れぐすりをかけ、お米を好きにさせます。すると、犬はお米の元に駆け寄り、お米は犬を抱きしめます。

お米は犬を抱きしめているうちに、茂平にも好意を抱くようになります。

茂平は勇気を出してお米に告白し、二人はめでたく結ばれました。

このお話の教訓

安易な考えで行動すると、とんでもないことになる場合があります。
嘘はついてはいけません。
誠実な心で行動すれば、必ず報われます。

このお話の重要性

「惚れぐすり」は、人間の本質である「欲」や「虚栄心」の危うさを教えてくれる物語です。また、誠実な心で行動することの大切さも教えてくれます。

このお話の豆知識

このお話は、地域によって様々なバリエーションがあります。
このお話は、紙芝居や絵本などの題材にもなっています。

参考資料

http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=992
https://www.youtube.com/watch?v=2sgGvQDjiwo

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息子の供養のあらすじ

まんが日本昔ばなし「息子の供養」

あらすじ

むかしむかしあるところに、男がいました。男には息子が一人いましたが、病気がちで早死にしてしまいます。

悲しみに暮れる男でしたが、相変わらず怠け者で酒ばかり飲み、息子に供え物も水もあげようとはしませんでした。

ある夜のこと、男のもとに、死んだはずの息子が姿を現します。息子は、あの世では供養してもらえなければ餓死してしまうと言います。

男はようやく息子を供養しようとしますが、何を供えればいいのかわかりません。すると、息子は「あの世では、自分が生前好きだったものが供養になる」と言います。

男は、息子が生前好きだったものを供えると、息子は喜んであの世へと帰って行きました。

このお話の教訓

死んだ人でも、供養をしてあげれば喜ぶことができます。
親は、子供を大切にしなければなりません。
生前は伝えられなかった気持ちも、死後であれば伝えることができます。

このお話の重要性

「息子の供養」は、供養の大切さ、親子の愛情、死後の世界について考えさせられる物語です。また、日本の伝統的な死生観を知る上でも貴重な資料となっています。

参考資料

http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=996
https://www.dailymotion.com/video/x4wc33h

その他

このお話は、地域によって様々なバリエーションがあります。
このお話は、紙芝居や絵本などの題材にもなっています。


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息子の供養 – まんが日本昔ばなし