幽霊のさかもり

まんが日本昔ばなし「幽霊のさかもり」

あらすじ

むかしむかしあるところに、骨董品屋を営む忠兵衛という男がいました。ある日、忠兵衛は留守番をしていたところ、一人の客が現れます。

その客は、店内の様々な掛け軸を手に取り始めました。そして、女の幽霊が描かれている掛け軸に目がとまり、これはいくらか?と忠兵衛に尋ねます。

忠兵衛は、その掛け軸を今まで誰も買わなかったため、安く売りたいと考えていました。しかし、客は高値で買い取ってくれました。

その夜、忠兵衛は大金を手にしてすっかり嬉しくなり、幽霊の掛け軸の前で、ひとりで酒盛りを始めました。掛け軸の中の幽霊に「お前もちょっと出てきて酌でもしてくれや」と声をかけると、なんと本当に掛け軸から幽霊が出てきました。

幽霊は、とても美しい女性でした。忠兵衛は、幽霊に酌をしてもらったり、一緒に歌ったりして、楽しい時間を過ごしました。

しかし、夜が更けてくると、幽霊は徐々に消えていき、とうとう完全に姿を消してしまいました。忠兵衛は、幽霊のことが忘れられず、毎日掛け軸の前で酒盛りをするようになりました。

ある日、忠兵衛は酒に酔って寝てしまい、火をつけたままで寝てしまいました。すると、火が燃え広がり、店は全焼してしまいました。

忠兵衛は、火事からなんとか逃げ出すことができましたが、全てを失ってしまいました。忠兵衛は、幽霊にだまされてしまったことを後悔し、二度と酒盛りをすることはなかったそうです。

教訓

油断は禁物
欲張りは身を滅ぼす
物質的な豊かさよりも、心の豊かさの方が大切

その他

この話は、日本各地に伝わる幽霊に関する民話を基に作られています。
幽霊は、古くから日本人に親しまれている妖怪であり、様々な民話や伝説に登場します。
この物語は、油断や欲張りの怖さについて考えさせられます。

まんが日本昔ばなし「幽霊のさかもり」のデータベース

http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=69

まんが日本昔ばなし「幽霊のさかもり」の動画

https://m.youtube.com/watch?v=SNApCCcLWKk

関連情報

幽霊: <a href="無効な URL を削除しました]
民話: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%94%E8%A9%B1
油断: <a href="無効な URL を削除しました]
欲張り: <a href="無効な URL を削除しました]

この物語は、油断や欲張りの怖さについて考えさせられる深い内容となっています。ぜひ一度読んでみてください。
動画:



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船幽霊のあらすじ


  1. 昔、ある漁師町では、お盆の日に「迎え火」を焚いて死んだ人の霊を迎える風習がありました。

  2. またこの日は、海で死んだ人の霊が船幽霊になって船を沈めるため、漁に出てはいけないと言われていました。

  3. しかし、ある時、威勢のいい漁師の親方が、村の老人たちの制止を振り切って漁に出ました。

  4. 沖に出ると魚が面白いくらいに獲れ、親方はご機嫌で漁を続けさせました。

  5. そのうち、水平線の向こうから不気味な船が近づいてきました。

  6. 不気味な船からは青白い火の玉が舞い飛び、「柄杓をくれえ~」と叫びながら漁師の船に押し寄せてきました。

  7. 浜では、迎え火が次々に消え、赤い炎となって沖へ飛び、船幽霊に「悪さをせずに消えてくれ」と話しかけました。

  8. すると、船幽霊たちは赤い炎の言葉を聞き入れ、一つ一つ消えていきました。

  9. 不気味な船が立ち去った後、親方は「柄杓が欲しい…、柄杓が欲しい…」と口走っていました。

  10. 一部のDVD版では、この最後の部分で船員の口がパクパクするだけで、船長のセリフが2回繰り返されるという演出になっている。

  11. これは、気が狂ったなどのナレーションやセリフがカットされたためだと考えられる。

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船幽霊 – まんが日本昔ばなし