まんが日本昔ばなし「年の晩と貧乏神」
あらすじ
昔々、福井県三方郡に貧しい百姓夫婦が暮らしていました。
夫婦は、毎日朝から晩まで働いていましたが、貧乏生活から抜け出すことができませんでした。
ある年の暮れ、夫婦は夜逃げをすることを決意しました。
しかし、夜逃げの準備をしていると、納屋で草鞋を編んでいる男を見つけました。その男は、貧乏神でした。
貧乏神は、夫婦にこう言いました。
「私は、これからお前たちと一緒に暮らす。」
夫婦は、貧乏神が一緒に来ると聞いて、さらに困りました。しかし、貧乏神を追い出すこともできませんでした。
仕方なく、夫婦は貧乏神と一緒に暮らすことにしました。
貧乏神は、草鞋を編んでお金を稼ぎました。夫婦は、貧乏神の稼いだお金で生活することができました。
しかし、貧乏神が家にいると、何かと不自由なこともありました。
ある日、大晦日になりました。夫婦は、おせち料理を作って新年を迎えようとしました。
しかし、貧乏神は、おせち料理を食べるのを嫌がりました。
困った夫婦は、貧乏神にこう言いました。
「お願いだから、少しの間どこかに行ってくれませんか。」
貧乏神は、夫婦の頼みを聞いて、どこかへ行ってしまいました。
夫婦は、貧乏神がいなくなったことにホッとしました。そして、夫婦は二人だけでおせち料理を食べ、新年を迎えました。
しかし、新年を迎えても、夫婦の生活は楽になりませんでした。
それでも、夫婦は貧乏神に感謝していました。なぜなら、貧乏神のおかげで、夜逃げせずに済んだからです。
教訓
この作品は、どんな状況でも希望を捨てないことの大切さを教えてくれます。また、感謝の気持ちを持つことの大切さも示唆しています。
その他
この話は、福井県の民話です。
どんな状況でも希望を捨てないこと、感謝の気持ちを持つことは、多くの人にとって大切な心構えでしょう。
参考資料
http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=706&cid=27
YouTube https://www.youtube.com/watch?v=fTVzviORIZ8
このお話が、あなたの心に何かしらの教訓を与えてくれることを願っています。
補足
このお話は、「年の晩と貧乏神」というタイトル以外にも、「希望」や「感謝」などのタイトルで紹介されることもあります。
このお話は、勧善懲悪の物語ではなく、どんな状況でも希望を捨てないことや、感謝の気持ちを持つことの大切さを伝える物語として解釈されています。
何か他に知りたいことがあれば、聞いてくださいね。
動画:
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