まんが日本昔ばなし「柳の葉の魚」
概要
「柳の葉の魚」は、1985年3月16日に放送された「まんが日本昔ばなし」の第651話Aで放送された作品です。
あらすじ
昔、天上の雲の上には立派な館があり、そこには雷の神さまの兄妹が住んでいました。ある日、兄が留守の間、妹の女神は雲の上から下界を見渡していました。すると、ちょうど雲の切れ間から下にアイヌの里が見えので、女神は下に降りてアイヌの里に遊びに行くことにしたのです。
女神はアイヌの里を訪れると、そこで暮らす人々が貧しい生活をしていることに心を痛めました。そこで、女神は何か彼らを助ける方法はないかと考えました。
女神は、川辺の柳の木から葉を何枚か摘み取りました。そして、その葉を川に投げ入れて息を吹きかけると、なんと葉が銀色の小さな魚に変身したのです。
女神は、この魚をアイヌの里の人々に与えました。人々は女神からもらった魚を喜んで食べると、空腹を満たすことができました。
しかし、女神は長く地上に留まることはできませんでした。女神はアイヌの里の人々に別れを告げ、雲の上へと帰っていきました。
女神がいなくなった後も、川には銀色の小さな魚がたくさん泳いでいました。人々は女神に感謝の気持ちを込めて、この魚を「シシャモ」と呼びました。
このお話の教訓
このお話は、困っている人を助けようとする女神の優しさと、自然の恵みの大切さを描いた作品です。
女神は、アイヌの里の人々が飢餓に苦しんでいるのを見て、自分のできることをして助けようとしました。そして、柳の葉を魚に変えて人々に与えたのです。
このお話から、困っている人がいたら助けようとする気持ちを持つことが大切であるということを学ぶことができます。また、自然の恵みに感謝し、大切に使うことが重要であることも教えてくれます。
その他
このお話は、北海道のアイヌ民族に伝わる民話を基に作られています。
作画は井口愼一さん、文芸は藤田正典さん、演出は井口愼一さんです。
このお話は、現在も多くの視聴者に愛されています。
参考資料
https://www.youtube.com/watch?v=jGdx5HvETMg
http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=317
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動画:
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きつねの嫁取りのあらすじまんが日本昔ばなし「きつねの嫁取り」概要 「きつねの嫁取り」は、まんが日本昔ばなしで複数回放送された作品です。最も有名なのは1983年10月21日に放送された第583話Aで放送されたものですが、1975年7月19日放送の第135話A、2002年12月29日放送の第1121話Aでもほぼ同じ内容で放送されています。 あらすじ 昔、ある所に貧しい百姓夫婦が住んでいました。夫婦には娘が一人いましたが、娘は容姿が美しく、なかなか縁談がまとまりませんでした。 ある日、娘が川で洗濯をしていると、一匹のキツネが現れました。キツネは娘に化けて、百姓家に嫁入りしました。 キツネの嫁は働き者で、家事を完璧にこなしました。また、病気の村人を治したり、畑の収穫を豊かにしたりする不思議な力を持っていました。 村人たちはキツネの嫁を尊敬し、感謝していました。しかし、娘はキツネの嫁が化けものであることを知り、恐ろしくなりました。 娘はキツネの嫁を追い出そうとしましたが、キツネの嫁は娘に優しく諭し、娘の心を解きほぐしました。 娘はキツネの嫁の優しさに触れ、キツネの嫁を受け入れる決心しました。そして、娘とキツネの嫁は仲良く暮らしました。 このお話の教訓 このお話は、外見で人を判断すべきではないこと、そして心根の優しさが一番大事であるということを描いた作品です。キツネの嫁は化け物でしたが、心根は優しく、村人たちに愛されていました。 このお話から、どんな人でも偏見を持たずに接することが大切であるということを学ぶことができます。また、相手を思いやり、理解しようとすることが大切であることも教えてくれます。 その他 このお話は、全国各地に伝わる「きつねの嫁取り」の民話を基に作られています。 1983年10月21日放送の第583話Aでは、作画は森下菊江さん、文芸は藤田正典さん、演出は森下菊江さんです。 このお話は、現在も多くの視聴者に愛されています。 参考資料 https://www.youtube.com/watch?v=NRfkvNWLFos http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=323 このお話について、他に何か知りたいことはありますか? ■記事へ行く きつねの嫁取り – まんが日本昔ばなし |
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