干し柿と塩びき

まんが日本昔ばなし「干し柿と塩びき」

あらすじ

昔々、あるところに長兵衛という貧しい男と、五郎兵衛という金持ちの男がいました。

長兵衛は、毎年冬になると干し柿を作って売っていました。長兵衛の干し柿は、とても評判が良く、村の人々から愛されていました。

一方、五郎兵衛は意地悪な男で、村の人々から嫌われていました。五郎兵衛は、長兵衛の干し柿が売れるのを見て、自分も干し柿を売り始めました。

しかし、五郎兵衛の干し柿は、長兵衛の干し柿よりも高価で、しかもまずかったため、誰も買ってくれませんでした。

そこで、五郎兵衛は意地悪をして、村中にある干し柿を全て買い占めてしまいました。

長兵衛は、干し柿を売ることができなくなり、困ってしまいます。

長兵衛は、何とか干し柿を手に入れようと、五郎兵衛の家を訪れます。しかし、五郎兵衛は長兵衛に干し柿を売ってくれませんでした。

そこで、長兵衛は、鍋と水瓶を背負って、塩びきを持って五郎兵衛と一緒に山へ向かいました。

山の中腹まで来ると、長兵衛は五郎兵衛にこう言いました。

「五郎兵衛さん、私はもう年寄りなので、山登りは辛いです。代わりに、あなたに塩びきをあげるので、干し柿を少し分けてください。」

五郎兵衛は、塩びきが欲しかったので、長兵衛に干し柿を少し分けました。

長兵衛は、干し柿を手に入れて家に帰りました。そして、家族と干し柿を喜んで食べました。

一方、五郎兵衛は、山の上で干し柿を全部食べてしまいました。すると、五郎兵衛は寒さに震えて、動けなくなってしまいました。

五郎兵衛は、長兵衛に助けを求めますが、意地悪をされた長兵衛は助ける気も起きません。

仕方なく、五郎兵衛は助けを待つことにしました。

しかし、誰も五郎兵衛を助けに来てくれませんでした。

五郎兵衛は、寒さと飢えで死んでしまいました。

教訓

この作品は、意地悪は必ず自分に返ってくるという教訓を教えてくれます。また、困っている人を助けることの大切さを示唆しています。

その他

この話は、全国各地に様々なバリエーションで伝わっています。
長兵衛と五郎兵衛の名前は、地域によって異なります。
意地悪は必ず自分に返ってくるという教訓は、多くの人にとって教訓になるでしょう。

参考資料

http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=768
<a href="無効な URL を削除しました]

このお話が、あなたの心に何かしらの教訓を与えてくれることを願っています。
動画:



他のまんが日本昔ばなしを少し読む

もぐさのききめのあらすじ

まんが日本昔ばなし「もぐさのききめ」

あらすじ

昔々、あるところに珍念というお坊さんがいました。珍念は、とても怠け者で、修行もろくにせず、いつも遊んでばかりいました。

ある日、珍念は住職から頼まれて、お寺のご本尊様を別の場所へ移すことになりました。しかし、珍念は怠け者なので、ご本尊様を背負って歩くのが面倒になり、ご本尊様を地面に置いてしまいました。

すると、ご本尊様が突然光を放ち、空中に浮き上がりました。そして、ご本尊様は珍念に向かってこう言いました。

「珍念、お前は怠け者で修行もろくにしていない。このままではいけない。これからしっかりと修行をしなさい。」

珍念は、ご本尊様の言葉を聞いて、反省しました。そして、これからは真面目に修行をすることを決意しました。

珍念は、毎日朝から晩まで修行に励みました。そして、次第に立派なお坊さんに成長しました。

ある日、村に泥棒が忍び込みました。泥棒は、お寺のご本尊様を盗もうとしました。

しかし、ご本尊様は光を放ち、泥棒を威嚇しました。泥棒は、ご本尊様の力に圧倒され、慌てて逃げ出してしまいました。

村人たちは、ご本尊様のおかげで助かったことに感謝しました。そして、珍念を尊敬するようになりました。

珍念は、これからは怠けずに修行を続け、人々を助ける立派なお坊さんになることを誓いました。

教訓

この作品は、怠け者はいけないということを教えてくれます。また、真面目に努力すれば、必ず良い結果が得られるということを示唆しています。

その他

この話は、全国各地に様々なバリエーションで伝わっています。
珍念の名前は、地域によって異なります。
怠け者はいけないという教訓は、多くの人にとって役立つでしょう。


参考資料

http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=772
もぐさのききめ – まんが日本昔ばなし