草かり亀

まんが日本昔ばなし「草かり亀」

概要

「草かり亀」は、まんが日本昔ばなしの人気エピソードの一つで、第859話で放送されました。

あらすじ

昔あるところに、六兵衛というおじいさんがいました。昔は腕の良い樵として方々に知られていた剛の者でしたが、今は御宮の草刈りを仕事にして暮らしていました。

その頃、御宮の裏にある大池の主のカメが、近付く者を沼に引きずり込むと言うので、村人たちに恐れられていた。ある日の事。六兵衛がいつものように草刈りをしていると、見慣れない子供が一人ひょっこりと姿を現わし、六兵衛に「俺の背中に乗れ。沼に行って遊ぼう」としきりに誘うのだった。

六兵衛はその子供の様子があまりにも怪しいので「きっとこ奴は沼の大ガメが化けているのだろう」と思い、騙された振りをして子供の背に飛び乗った。すると、亀はあっという間に沼の中へと進んでいき、六兵衛は水の中へと沈んでしまいました。

しかし、六兵衛は諦めずに必死に泳ぎ続けました。すると、なんと亀は六兵衛を背に乗せて、陸地へと戻ってきたのです。

六兵衛は亀に感謝し、なぜ自分を助けてくれたのかと尋ねました。すると、亀は「実は、私は昔この村に住んでいた人間だったのですが、ある日、山で迷ってしまい、沼に落ちてしまいました。そして、亀の姿になってしまったのです。しかし、あなたは私を恐れることなく、背中に乗ってくれたので、あなたを助けたかったのです」と答えました。

六兵衛は亀の話を聞き、感動しました。そして、亀を助けるために、沼の周りにある木をすべて切り倒して、沼を干してしまったのです。

沼が干されると、亀は元の姿に戻ることができました。そして、亀は村人たちに感謝され、村長として幸せに暮らしました。

教訓

この話は、勇気の大切さを教えてくれます。六兵衛は、亀が化けていると分かっていても、背中に乗って沼の中へと飛び込みました。それは、亀を助けるという強い意志があったからです。

また、この話は、優しさの大切さも示唆しています。六兵衛は、亀を恐れることなく、背中に乗ってあげました。その優しさのおかげで、亀は元の姿に戻ることができたのです。

エピソードの背景

このエピソードは、日本の民話の一つと考えられています。亀は、古くから日本人に親しまれている動物であり、長寿や幸運の象徴とされています。

この話は、そうした亀のイメージを反映していると言えるでしょう。

まんが日本昔ばなしでの表現

まんが日本昔ばなしでは、このエピソードを美しい映像と優しいタッチで描いています。亀の可愛らしい姿や、六兵衛の勇気ある行動は、見ている人を感動させてくれます。

また、沼のシーンは、とても幻想的で美しいです。

まとめ

「草かり亀」は、美しい映像と感動的なストーリーが魅力的なエピソードです。勇気や優しさの大切さを教えてくれる、子どもから大人まで楽しめる作品となっています。

関連情報

まんが日本昔ばなし公式サイト: https://www.luxor.cz/c/9676/knihy-komiks-manga
まんが日本昔ばなし「草かり亀」: https://www.dailymotion.com/video/x4ttqfw
日本の民話: https://ja.wikipedia.org/wiki/Wikipedia:%E5%A4%9A%E6%95%B0%E3%81%AE%E8%A8%80%E8%AA%9E%E7%89%88%E3%81%AB%E3%81%82%E3%82%8B%E3%81%8C%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E%E7%89%88%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%81%84%E8%A8%98%E4%BA%8B
亀: https://zh.wikipedia.org/zh-cn/ja:%E9%BE%9C
勇気: https://jlptsensei.com/learn-japanese-vocabulary/%E8%A8%80%E8%91%89-%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%B0-kotoba-meaning/
優しさ: https://jlptsensei.com/learn-japanese-vocabulary/%E8%A8%80%E8%91%89-%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%B0-kotoba-meaning/

動画:


他のまんが日本昔ばなしを少し読む

水とめの桃のあらすじ

まんが日本昔ばなし「水とめの桃」

概要

「水とめの桃」は、まんが日本昔ばなしの人気エピソードの一つで、第861話で放送されました。

あらすじ

昔、ある山奥に一人の働き者の若者が住んでいました。この若者の畑には「水止めの桃」と呼ばれる、桃の大木が立っていました。この桃の木の実を食べると「大水が出る」という言い伝えがありました。

この近くに、若者に思いを寄せる一人の娘がいました。二人は仲良く暮らしていましたが、ある日、村に大雨が降り続き、洪水が起こりました。若者は娘を家に残し、一人で洪水の被害を食い止めようとしました。

しかし、若者は洪水の勢いに流されてしまい、行方不明になってしまいました。娘は悲しみに暮れながらも、若者を諦めずに探し続けました。

数日後、娘はようやく若者を見つけました。若者は怪我をしていましたが、命に別条はありませんでした。娘は若者を家に連れ帰り、介抱しました。

若者は娘に、洪水が起こった原因について話しました。若者は、水とめの桃の木の実を食べてしまったために、洪水が起きたのだと言いました。

娘は、若者のために水とめの桃の木の実を食べようとしました。しかし、若者は娘を止めて、二度とこのようなことを繰り返さないように約束しました。

それ以来、若者は水とめの桃の木の実を食べないように注意し、村人たちも洪水対策に力を入れました。そして、村には再び平和な暮らしが戻ってきました。

教訓

この話は、自然の力の恐ろしさを教えてくれます。水とめの桃の木の実を食べると大水が出るという言い伝えは、決して嘘ではありませんでした。

また、この話は、約束を守る大切さも示唆しています。若者は、娘に二度と水とめの桃の木の実を食べないと約束しました。そして、その約束をしっかりと守りました。

エピソードの背景

このエピソードは、日本の民話の一つと考えられています。古くから日本では、自然災害に対する畏敬の念が根付いていました。

この話は、自然災害の恐ろしさを伝えるとともに、自然と共存していくことの大切さを教えてくれると言えるでしょう。

まんが日本昔ばなしでの表現

まんが日本昔ばなしでは、このエピソードを美しい映像で描いています。洪水のシーンは迫力満点で、見ている人をハラハラドキドキさせます。

また、娘と若者の愛情表現も丁寧に描かれており、感動的な作品となっています。

まとめ

「水とめの桃」は、美しい映像と感動的なストーリーが魅力的なエピソードです。自然の力や約束を守る大切さを教えてくれる、子どもから大人まで楽しめる作品となっています。

関連情報

まんが日本昔ばなし公式サイト: https://www.luxor.cz/c/9676/knihy-komiks-manga
まんが日本昔ばなし「水とめの桃」: https://www.youtube.com/watch?v=bl2S9UDidq4
日本の民話: https://ja.wikipedia.org/wiki/Category:%E6%B0%91%E8%A9%B1
自然災害: https://www.bousai.go.jp/jishin/index.html

■記事へ行く
水とめの桃 – まんが日本昔ばなし