まんが日本昔ばなし「大工と鬼六」は、日本の民話の一つである「橋場の鬼」を題材にした作品です。
あらすじ
昔々あるところに、腕利きの大工の甚五郎がいました。ある日、甚五郎は村人たちの頼みで、川に橋を架けることになりました。ところが、その川は流れが速く、これまで何度も橋が流されてしまう難所でした。
甚五郎は橋を架けるために、日夜懸命に働きました。しかし、なかなか橋は完成しません。そんなある日、甚五郎が川辺で休憩していると、大きな鬼が現れました。鬼は甚五郎に、「ワシが目玉を一つやれば、立派な橋を架けてやる」と言います。
甚五郎は困り果てましたが、村人たちのことを思うと、鬼の申し出を受け入れるしかありませんでした。鬼は目玉を一つえぐり出し、それを川に投げ込むと、たちまち立派な橋が架けられました。
しかし、鬼はさらに甚五郎のもう一つの目玉も要求します。甚五郎は覚悟を決めて、鬼に目玉を渡そうとしますが、その時、甚五郎の奥さんが駆けつけてきます。奥さんは鬼に、「鬼様、この橋を渡れば、どんな願いも叶いますよ」と声をかけます。
鬼は奥さんの言葉に喜び、橋を渡って向こう岸へ歩いていきます。すると、橋は突然崩れ落ちて、鬼は川に流されてしまいました。こうして、甚五郎は鬼の目玉を取り戻し、村人たちは助かりました。
この物語の教訓
頭脳を使って、困難を乗り越えるべきである。
家族の絆は、どんな困難にも打ち勝つ力となる。
欲張らずに、感謝の気持ちを持つべきである。
まんが日本昔ばなしでの表現
まんが日本昔ばなしでは、この物語を以下のように表現しています。
甚五郎の名前は「茂助」に変更されています。
鬼の名前は「鬼六」に変更されています。
茂助の奥さんは登場しません。
鬼は橋を渡った後、村人たちを襲おうとしますが、茂助に返り討ちにされます。
この作品の見どころ
勇気、知恵、家族愛など、人間にとって大切な要素が詰まった作品となっています。
*ハラハラドキドキの展開と、爽快な結末が楽しめる作品となっています。
困難に立ち向かう勇気と、感謝の気持ちを持つことの大切さを教えてくれます。
「大工と鬼六」は、まんが日本昔ばなしの中でも特に人気のある作品の一つです。ぜひ一度ご覧になってみてください。
参考資料
http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=48&cid=12&d3f_pos=10
https://www.youtube.com/watch?v=KtwjJvvLfb4
動画:
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